世界名著100冊
約5850冊の名著リストから推薦頻度の高い古典を抽出し、リベラルアーツ選書としてまとめています。
文学社会科学その他推薦
文学
1 ★★★★★ | |
ダンテ | |
三昼夜を過ごした煉獄の山をあとにして、ダンテはペアトリーチェとともに天上へと上昇をはじめる。光明を放つ魂たちに歓迎されながら至高天に向けて天国を昇りつづ... 名台詞 "運命が性に合わないと、性に合わぬ土地にまかれた種と同じで、およそ生命のあるものは、どうしても育ちが悪くなる。" |
2 ★★★★★ | |
トルストイ | |
始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生... 名台詞 "女と酒ーーこれは僕には分からんよ。" |
3 ★★★★★ | |
セルバンテス | |
騎士道物語に夢中になりすぎた郷士とその従者の荒唐無稽な話と思われがちなこの長編古典『ドン・キホーテ』を、ふたりの人間性に焦点をあてて真の面白さを浮き彫り... 名台詞 "おまえがだれといっしょにいるか言ってみな、そうしたらおまえがどんな人間か言ってやる。" |
4 ★★★★ | |
プルースト | |
色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩…深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作。第1巻では、語り手... 名台詞 "私の家にあるのはいらないものばかりなんです。必要なものだけがない。" |
5 ★★★★ | |
ジェイムズ・ジョイス | |
ダブリン、1904年6月16日。私立学校の臨時教師スティーヴンは、22歳、作家を志している。浜辺を散策した後、新聞社へ。同じ頃、新聞の広告を取る外交員ブ... 名台詞 "毒薬だけが良薬になる。" |
6 ★★★★ | |
ガルシア・マルケス | |
蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれ... 名台詞 "この世も終わりだよ。人間が一等車に乗り、書物が貨車にのせられるようになったら!" |
7 ★★★★ | |
ホメロス | |
トロイア戦争の末期、物語はギリシア軍第一の勇将アキレウスと王アガメムノンの、火を吐くような舌戦に始まる。激情家で心優しいアキレウス、その親友パトロクロス... 名台詞 "人の世の移り変りは、木の葉のそれと変りがない。風が木の葉を地上に散らすかと思えば、春が来て、蘇った森に新しい葉が芽生えてくる。そのように人間の世代も、あるものは生じ、あるものは移ろうてゆく。" |
8 ★★★★ | |
ドストエフスキー | |
ドストエフスキーの代表作のひとつ。日本をはじめ、世界の文学に決定的な影響を与えた犯罪小説の雄。歩いて七百三十歩のアパートに住む金貸しの老女を、主人公ラス... 名台詞 "どう思う、ひとつのちっぽけな犯罪は、何千という立派な行いでもって償えないもんかね。" |
9 ★★★★ | |
オースティン | |
十八世紀末イギリスの田舎町。ベネット家の五人の子は女ばかりで、母親は娘に良縁を探すべく奮闘中。舞踏会で、長女ジェインは青年ビングリーと惹かれ合い、次女エ... 名台詞 "女の子はときどきちょっと失恋してみることを、結婚に次いで好んでいる。何かを考えてみることにもなるし、仲間のあいだでも少しは目立ってくるからね。" |
10 ★★★★ | |
ゲーテ | |
世界の根源を究めようとする超人的欲求をいだいて、ファウストは町へ出る。理想と現実との乖離に悩む彼の前に、悪魔メフィストーフェレスが出現、この世で面白い目... 名台詞 "胸がいっぱいで、これ以上ないほど幸せに思えたら、それをどう呼んでもいい。幸せとも、まごころとも、愛とも、神ともね。" |
11 ★★★★ | |
メルヴィル | |
アメリカ東海岸の捕鯨基地に現われた風来坊イシュメール――陸の生活に倦み果て、浪漫的なあこがれを抱いて乗り組んだのが捕鯨船ピークォド号。出帆後数日してやっ... 名台詞 "この世の中では大概、向い風は追い風よりも勢いが遥かに強い。" |
12 ★★★★ | |
ドストエフスキー | |
父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美... 名台詞 "もしかしたら、永遠に愛しつづけるかもしれません。でも、つねに幸せというわけにはいかないかもしれません……。" |
13 ★★★★ | |
オーウェル | |
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強... 名台詞 "ぼくたちが今やっているゲームでは、こちら側に勝ち目はない。ただ同じ敗北でもましな敗北がある、それだけだよ。" |
14 ★★★★ | |
ホメロス | |
トロイア戦争が終結。英雄オデュッセウスは故国イタケへの帰途、嵐に襲われて漂流、さらに10年にわたる冒険が始まる。『イリアス』とともにヨーロッパ文学の源泉... 名台詞 "心も凍る悲泣の涙は、そういつまでも続くわけではないからな。" |
15 ★★★★ | |
ジョナサン・スウィフト | |
小人たちの国、巨人たちの国、空飛ぶ島の国、馬たちの国…イギリスに妻子を残し、懲りずに旅を続けたガリバー。彼が出会ったおとぎの国々を、誰もが一度は夢見たこ... 名台詞 "世間に受けがいいものは、往々にして真実よりも著者の虚栄心や利益、あるいは無知な読者の下世話な興味をそそることに重きをおいていたりする。" |
16 ★★★★ | |
シェイクスピア | |
城に現われた父王の亡霊から、その死因が叔父の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は... 名台詞 "結婚などというものは、もうこの世から消えてなくなれ――すでにしてしまったものはしかたがない。" |
17 ★★★ | |
ニーチェ | |
「わたしはこの本で人類への最大の贈り物をした」(ニーチェ)。あかるく澄み切った日本語による正確無比な翻訳で、いま、ツァラトゥストラが蘇る。現在もっとも信... 名台詞 "わたしの幸福が何だというのか。これは貧弱で、よごれている、あさましい安逸だ。わたしの幸福は、生きているということそのものを、肯定し、擁護するものでなければならない。" |
18 ★★★ | |
ソフォクレス | |
オイディプスが先王殺害犯人の探索を烈しい呪いの言葉とともに命ずる発端から恐るべき真相発見の破局へとすべてを集中させてゆく緊密な劇的構成。発端の自信に満ち... 名台詞 "ーーああ、富といい、王権といい、また功名の心うずまくこの世において他にたちまさる才知といい、こうしたものには、何という恐ろしい妬みがつきまとっていることか。" |
19 ★★★ | |
カフカ | |
銀行員ヨーゼフ・Kは、ある日、突然逮捕される。彼には何ひとつ悪いことをした覚えはない。いかなる理由による逮捕なのか。その理由をつきとめようとするが、確か... 名台詞 "正義の神はじっとしていなくちゃあ。でないと秤がゆれて、正しい裁きが下せない。" |
20 ★★★ | |
チョーサー | |
花ほころび、そよ風吹きそめる四月、サザークの旅籠で出合った二九人の巡礼たち。身分も職業もさまざまな彼らが、カンタベリーへの道中、順番に話をすることになっ... 名台詞 "われわれは至福の境地をしきりに求めるのだが、われわれの行く道はしばしば間違っていることが多いんだ、ほんとうに。" |
21 ★★★ | |
マーク・トウェイン | |
ハック・フィンにとって大切なもの―勇気、冒険、そして、自由。窮屈な生活から抜け出すために、ハックは黒人ジムを相棒に、ミシシッピ川を下る逃亡計画をはかる。... 名台詞 "これからの暮らしのなかで、ずいぶんと苦労があるだろうが、またずいぶんと楽しいこともある。ときには怪我をすることもあるし、ときには病気になることもある。だが、いつでもまたよくなる。" |
22 ★★★ | |
エミリー・ブロンテ | |
寒風吹きすさぶヨークシャーにそびえる〈嵐が丘〉の屋敷。その主人に拾われたヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに焦がれながら、若主人の虐待を耐え忍んできた。... 名台詞 "風見鶏が気まぐれというなら、なんとむなしい風見鶏だろうか、人間ってやつは!" |
23 ★★★ | |
シェイクスピア | |
老王リアは退位にあたり、三人の娘に領土を分配する決意を固め、三人のうちでもっとも孝心のあついものに最大の恩恵を与えることにした。二人の姉は巧みな甘言で父... 名台詞 "良き時代は既に去ったらしい。企み、不実、裏切り、その他、思附く限りのあさましき悪行が吾等を駆立て、休む間も無く墓場へ追込もうとする。" |
24 ★★★ | |
トルストイ | |
愛情も人間性も理解せず、世間体を重んじる冷徹な夫カレーニンの黙認的態度に苦しむアンナは、虚偽と欺瞞にこりかたまった社交界を捨て、ひとり息子セリョージャへ... 名台詞 "自分の愛しているひとりの女房をちゃんと理解すれば、何千という女を知るよりも、はるかにすべての女を理解できるようになるっていうからね。" |
25 ★★★ | |
フローベール | |
田舎医者ボヴァリーの妻エマが、単調な日常に退屈し、生来の空想癖から虚栄と不倫に身を滅ぼす悲劇を描くリアリズム文学の傑作。... 名台詞 "金の無心は、恋を襲う嵐のうちでいちばん冷たく、根こそぎにする力をもつものだ。" |
26 ★★★ | |
トマス・モア | |
表題の「ユートピア」とは「どこにも無い」という意味のトマス・モア(1478‐1535)の造語である。モアが描き出したこの理想国は自由と規律をかねそなえた... 名台詞 "善い方に導くことのできないものは、せめて最悪の事態に陥らないように、処置することです。" |
27 ★★★ | |
紫式部 | |
日本古典文学の最高傑作である世界第一級の恋愛大長編『源氏物語』全五四巻が、古文初心者でもまるごとわかる! 巻毎のあらすじと、名場面はふりがな付きの原文と... 名台詞 "夫の結婚問題で悩んでいるのを見ると、どうあろうとも、女一人を守る男だけが、好感がもてて信頼できるというもの。自分の体験から身にしみております。" |
28 ★★★ | |
ラブレー | |
29 ★★★ | |
バルザック | |
奢侈と虚栄、情欲とエゴイズムが錯綜するパリ社交界に暮す愛娘二人に全財産を注ぎ込んで、貧乏下宿の屋根裏部屋で窮死するゴリオ爺さん。その孤独な死を看取ったラ... 名台詞 "世の中って汚辱の泥沼よ、高みに踏みとどまるようにしましょうね。" |
30 ★★★ | |
ダニエル・デフォー | |
航海に出たロビンソン・クルーソーは、嵐にあい、たったひとり絶海の孤島に打ちあげられてしまう。わずかな食糧と道具をたよりに、どうしたら生きのびることができ... 名台詞 "突然の喜びは悲しみと同じで、人の心を狂わせる。" |
31 ★★★ | |
カミュ | |
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であっ... 名台詞 "君は死人のような生き方をしているから、自分が生きているということにさえ、自信がない。" |
32 ★★★ | |
スタンダール | |
製材小屋のせがれとして生れ、父や兄から絶えず虐待され、暗い日々を送るジュリヤン・ソレル。彼は華奢な体つきとデリケートな美貌の持主だが、不屈の強靱な意志を... 名台詞 "あなたは恋のために利口にもなったが、盲目にもなっていますね。" |
33 ★★★ | |
シェリー | |
天才科学者フランケンシュタインは生命の秘密を探り当て、ついに人造人間を生み出すことに成功する。しかし誕生した生物は、その醜悪な姿のためフランケンシュタイ... 名台詞 "愛を呼び覚ますことができないのなら、恐怖をつくりだしてやる。" |
34 ★★ | |
サリンジャー | |
インチキ野郎は大嫌い! おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた巨大な人工都市ニューヨークの街を、たったひとりでさまよいつづける... 名台詞 "拍手ってものは、いつだって、的外れなものに送られるんだ。" |
35 ★★ | |
ヴィクトル・ユーゴー | |
たった一切れのパンを盗んだために、19年間も牢獄に入っていたジャン・バルジャン。彼のすさんだ心は、ミリエル司教の大きな愛によって目覚めます。良心に恥じな... 名台詞 "死ぬことはなんでもない。しかし、生きられないことは、おそろしい。" |
36 ★★ | |
ナボコフ | |
「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。…」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への... 名台詞 "あたしの心をめちゃめちゃにしたのはあの人なの。あなたはあたしの人生をめちゃめちゃにしただけ。" |
37 ★★ | |
フォークナー | |
斬新な語りの手法と構成で、新しい文学表現に挑んだフォークナー(一八九七‐一九六二)の最初の代表作。語り手たちの内的世界のかなたに、アメリカ南部を舞台とし... 名台詞 "時間は小さな歯車によってカチカチ刻まれているあいだは死んでいて、時計が止まったときにはじめて時間は生き返るのだ。" |
38 ★★ | |
ハクスリー | |
すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5... 名台詞 "僕は自分自身でいたい。だめな僕のままでいい。いくら楽しくても、他人になるのはいやなんだ。" |
39 ★★ | |
ヴォルテール | |
楽園のような故郷を追放された若者カンディード。恩師パングロスの「すべては最善である」の教えを胸に、リスボンの大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる... 名台詞 "働くことは、私たちを三つの大きな不幸から遠ざけてくれます。三つの不幸とは、退屈と堕落と貧乏です。" |
40 ★★ | |
シェイクスピア | |
モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に仮面をつけて忍びこんだが、この家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった。仇敵同... 名台詞 "傷の痛みを知らぬ奴だけが、他人の傷痕を見て嘲笑う。" |
41 ★★ | |
ミルトン | |
「一敗地に塗れたからといって、それがどうしたというのだ?すべてが失われたわけではない」かつては神にめでられた大天使、今は反逆のとが故に暗黒の淵におとされ... 名台詞 "今、味わっている喜びが大きければ大きいひど、その苦悩も大きくなるはずだ。" |
42 ★★ | |
トーマス・マン | |
第一次大戦前、ハンブルク生れの青年ハンス・カストルプはスイス高原ダヴォスのサナトリウムで療養生活を送る。無垢な青年が、ロシア婦人ショーシャを愛し、理性と... 名台詞 "賑やかなひとたちよりも悲しんでいるひとたちが、親しみやすいように思われる。どうしてなのか、理由はよくわからないけれどもね。" |
43 ★★ | |
夏目漱石 | |
鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生"と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる... 名台詞 "恋の満足を味わっている人はもっと暖かい声を出すものです。然し……然し君、恋は罪悪ですよ。解っていますか。" |
44 ★★ | |
スコット・フィッツジェラルド | |
村上春樹が人生で巡り会った、最も大切な小説を、あなたに。新しい翻訳で二十一世紀に鮮やかに甦る、哀しくも美しい、ひと夏の物語―。読書家として夢中になり、小... 名台詞 "「僕は三十歳になった」と僕は言った。「自分に嘘をついてそれを名誉と考えるには、五歳ばかり年を取りすぎている」" |
45 ★★ | |
吉田兼好 | |
「古典の文言なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて“わが徒然草”を作... 名台詞 "どんなことでもそうだが、盛りの時よりも、始めと終りにこそ物事は趣きがある。" |
46 ★★ | |
ウルフ | |
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思... 名台詞 "女はいくら着飾っても脱がなければならない。" |
47 ★★ | |
カミュ | |
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態の... 名台詞 "ペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです。…僕の場合には、つまり自分の職務を果すことだと心得ています。" |
48 ★★ | |
チェーホフ | |
南ロシアの5月、美しく咲いた桜の園に5年ぶりに帰ってきた当主ラネーフスカヤ夫人。思い出に浸る彼女を喜び迎える屋敷の人びと。しかし、広大な領地はすでに抵当... 名台詞 "自由に幸せに生きることを妨げる、けちな幻なんか無視することーーこれが僕たちの人生の目的であり、意義ですよ。" |
49 ★★ | |
ホーソーン | |
17世紀ニューイングランド、幼子をかき抱いて刑台に立った女の胸に付けられた「A」の文字。子供の父親の名を明かさないヘスター・プリンを、若き教区牧師と謎の... 名台詞 "この世には思うようにならない苦しみが多すぎる。" |
50 ★★ | |
イプセン | |
「あたしは,何よりもまず人間よ」ノーラは夫にそう言いおいて家を出る。ノルウェーの戯曲家イプセンは、この愛と結婚についての物語のなかで、自分自身が何者なの... 名台詞 "自分のことや、世の中のことを知ろうというんですもの、それには独りきりにならなくちゃ。" |
51 ★★ | |
オーウェル | |
飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立した。守るべき戒律を定め、動物主義の実践に励... 名台詞 "すべての動物は平等である。だが一部の動物は他よりもっと平等である。" |
52 ★★ | |
アイスキュロス | |
戦争は何故起り、何をもたらすのか。ギリシアの総大将アガメムノーンは、ついにトロイアーの都イーリオンを攻略し、帰還した。しかしその朝、彼を待ち受けていたの... 名台詞 "人間は、神でないかぎり、一生始めから終わりまで、苦労なしというわけにはいかぬだろう。" |
53 ★★ | |
太安万侶 | |
世界の創成と神々の誕生から国の形ができあがるまでを描く最初の日本文学。神話と歌謡と系図からなる錯綜のテクストを今の我々が読める形に。... 名台詞 "その美貌が雷のように遠く鳴り響いていた乙女と、枕を共にする嬉しさよ。" |
54 ★★ | |
ディケンズ | |
本書は、モームが世界の10大小説の1つに選び、ディケンズ(1812-1870)自身も「自分の作品中、最も好きなもの」と語っている作品。自伝的要素の濃い作... 名台詞 "今日できることは決して明日に延ばしちゃいけないってことですね。" |
55 ★★ | |
中島敦 | |
人はいかなる時に、人を捨てて畜生に成り下がるのか。中国の古典に想を得て、人間の心の深奥を描き出した「山月記」。母国に忠誠を誓う李陵、孤独な文人・司馬遷、... 名台詞 "生命は道の為に捨てるとしても捨て時・捨て処がある。" |
56 ★★ | |
ボッカッチョ | |
ペストが猖獗を極めた十四世紀フィレンツェ。恐怖が蔓延する市中から郊外に逃れた若い男女十人が、面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、十日のあいだ代... 名台詞 "世間は良い方にはとらず悪い方に解釈する。" |
57 ★★ | |
ワイルド | |
美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー卿。卿に感化され、快楽に耽り堕落していくドリア... 名台詞 "男は疲れたから結婚する。女は好奇心から結婚する。そして両方ともがっかりするんだ。" |
58 ★★ | |
エウリピデス | |
荒々しい神の正義、神意と人間性の調和、人間の激情と心理。三大悲劇詩人のひとり、エウリピデスの作品を収録する。「縛られたプロメテウス」「ペルシア人」「アガ... 名台詞 "ああ人の身の、何という禍いだろう、愛するというこのことは。" |
59 ★ | |
サン・テグジュペリ | |
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さま... 名台詞 "ねえ…悲しくてたまらないときは、夕陽がみたくなるよね…" |
60 ★ | |
清少納言 | |
「源氏物語」とともに王朝女流文学を代表する珠玉の随筆集「枕草子」。清少納言の感性によって描写された機知に溢れる宮廷生活を、現代語訳を読むだけでもダイレク... 名台詞 "遠いくせに近いもの。極楽。船の旅。男女の仲。" |
社会科学
61 ★★★★★ | |
マキアヴェッリ | |
中庸が最高の徳とされてきた中世イタリアで、上に立つ者の資質を根底から再考した、歴史を超える普遍的な論考。君主は善悪ではなく人間性をみて他人の行動を予測し... 名台詞 "要するに、運命は女性に似て若者の友である。若者は、思慮を欠いて、あらあらしく、いたって大胆に女を支配するものだ。" |
62 ★★★★★ | |
デカルト | |
すべての人が真理を見いだすための方法を求めて、思索を重ねたデカルト(1596-1650)。「われ思う、ゆえにわれあり」は、その彼がいっさいの外的権威を否... 名台詞 "わたしは考える、ゆえにわたしは存在する。" |
63 ★★★★★ | |
ホッブズ | |
国家の役割や主権が議論されるとき、必ずといっていいほど取り上げられる政治学の名著『リヴァイアサン』。しかし、日本では「万人の万人に対する闘争」の部分のみ... 名台詞 "平和を求め、それに従え。" |
64 ★★★★★ | |
プラトン | |
ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトン(前427‐前347)は、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけではなく... 名台詞 "君は、金や名誉を愛し求めることが恥ずべきことであると言われ、事実またそのとおりであるということを、知らないのかね?" |
65 ★★★★ | |
アウグスティヌス | |
ローマ時代末期最大の神学者・思想家の魂の遍歴。若い日の放縦な生活ののち、回心を経験してキリスト者となった経過を語り、罪深い生活から真の道へと導いてくれた... 名台詞 "愛そのものが見捨てられないところに、そこに乱されない休息の場所がある。" |
66 ★★★★ | |
ダーウィン | |
『種の起源』は専門家向けの学術書ではなく、一般読者向けに発表された本である。名のみ知られるばかりで、その内容については多くを語られることのなかったこの歴... 名台詞 "われわれの知識は浅いのに、思い込みだけははなはだしい。" |
67 ★★★★ | |
パスカル | |
近代科学史に不滅の業績をあげた不世出の天才パスカルが、厳正で繊細な批判精神によって人間性にひそむ矛盾を鋭くえぐり、人間の真の幸福とは何かを追求した『パン... 名台詞 "多数というものは、だれでもそのどちらかの端から逃げ出すものに対して噛みつくのである。" |
68 ★★★★ | |
アダム・スミス | |
市場とは、労働とは、豊かさとは―。経済と社会のしくみ、本質を、わかりやすい例と平易な言葉で解き明かした政治経済学の金字塔。画期的新訳で甦る不朽の名著。... 名台詞 "金がわずかでもあれば、それを増やすのは難しくない。難しいのはそのわずかを手に入れることなのだ。" |
69 ★★★★ | |
ルソー | |
71 ★★★★ | |
マルクス | |
72 ★★★★ | |
マックス・ヴェーバー | |
営利の追求を敵視するピューリタニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。マックス・ヴェーバーが... 名台詞 "人生の時間は、自分の召命を「確実にする」ためには、限りなく短くかつ貴重だ。" |
73 ★★★ | |
ジョン・ロック | |
人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。ロックの唱えた人権、社会契約思想はのちのア... 名台詞 "だれしも自己の生命を保つ義務があり、自分勝手に生命に終止符を打つことは許されない。" |
74 ★★★ | |
ヘロドトス | |
「歴史の父」の名を冠されるギリシアの史家が述べる。前五世紀のペルシア戦争を頂点とする東西抗争、東方諸国の歴史。著者は、ギリシア人と異邦人とが果した偉大な... 名台詞 "人間の運命は車輪のようなもので、くるくると廻りつつ、同じ者がいつまでも幸運であることを許さぬものだということを御承知なさいませ。" |
75 ★★★ | |
プラトン | |
不敬神の罪に問われた法廷で死刑を恐れず所信を貫き、老友クリトンを説得して脱獄計画を思い止まらせるソクラテス。「よく生きる」ことを基底に、宗教性と哲学的懐... 名台詞 "いちばん大事にしなければならないのは生きることではなくて、よく生きることだ。" |
76 ★★★ | |
孔子 | |
人間とは何か。溟濛の時代にあって、人はいかに生くべきか。現代と交響する至高の古典に、われわれは親しみ、学んできた。だが、さらに多くの宝石のように美しいこ... 名台詞 "過ちを犯したのに改めない。これが真の過ちである。" |
77 ★★★ | |
モンテーニュ | |
本書は、16世紀のルネサンス期のフランスを代表する哲学者であり、モラリストであり、懐疑論者でもあり、人文主義者でもあったミシェル・ド・モンテーニュの代表... 名台詞 "世界でもっとも高い玉座の上にあがっても、やはりわれわれはわれわれの尻の上にすわるだけだ。" |
78 ★★★ | |
カント | |
79 ★★★ | |
アリストテレス | |
自分のまっとうな努力で得た徳のみが人の真の価値と真の幸福の両方をきめる。そして徳の持続的な活動がなければ人は幸福ではない、と考えたアリストテレス。上巻で... 名台詞 "一羽のツバメが春をもたらすのではないし、一日で春になるのでもないように、一日やわずかな時間が至福や幸福を作り出すのではない。" |
80 ★★★ | |
エドワード・ギボン | |
一七七六年に初巻が発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立したギボンの『ローマ帝国衰亡史』。その時代の人々の教養の証として「各家庭の食卓、いや... 名台詞 "この不完全な世にあって、希望ほど人を慰めるものはない。" |
81 ★★★ | |
トゥキュディデス | |
二十七年間の戦争は何をもたらせたか。制海権争覇をかけてアテナイとスパルタが争ったペロポネソス戦争を、かくも冷静に観察した男。... 名台詞 "相手が互角ならば退かず、強ければ相手の意を尊重し、弱ければ寛容に接する、という柔軟な態度を保てば、繁栄はまずまちがいない。" |
82 ★★★ | |
フロイト | |
83 ★★★ | |
ヴィクトール・フランクル | |
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現... 名台詞 "わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ。" |
84 ★★★ | |
ジェイムズ | |
85 ★★★ | |
レイチェル・カーソン | |
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。海洋生物学者としての広い知... 名台詞 "愚かなことに、私たちは天敵を殺してみてはじめてそのありがたさに気づく。" |
86 ★★ | |
孫武 | |
『三国志』の英雄、曹操・諸葛孔明、「風林火山」の武田信玄、そして、皇帝ナポレオン―百戦錬磨の名将たちが座右の銘とした『孫子』とは。現代にも通じる深い人間... 名台詞 "敵を知り、己れを知るならば、絶対に敗れる気づかいはない。己れを知って敵を知らなければ、勝敗は五分五分である。敵を知らず、己れをも知らなければ、必ず敗れる。" |
87 ★★ | |
福沢諭吉 | |
近代日本最大の啓蒙思想家福沢諭吉の自伝を再編集&現代語訳。痛快で無類に面白いだけではない。読めば必ず、最高の人生を送るためのヒントが見つかります。... 名台詞 "文明開国の世の中にありがたそうに凶器を腰にしているやつは馬鹿だ。その刀が長いほど大馬鹿であるから、武家の刀はこれを名づけて馬鹿メートルという単位にするがよかろう。" |
88 ★★ | |
吉野源三郎 | |
著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と... 名台詞 "偉大な発見がしたかったら、いまの君は、何よりもまず、もりもり勉強をして、今日の学問の頂上にのぼり切ってしまう必要がある。そして、その頂上で仕事をするんだ。" |
89 ★★ | |
トマス・ペイン | |
アメリカの独立を「理」と「利」の両面から大胆かつ鋭く論じたトーマス・ペインの『コモン・センス』は、刊行されるや空前のベストセラーとなり、その半年後に発表... 名台詞 "子孫のために計画を立てる場合、美徳は相続されないということを忘れてはならない。" |
90 ★★ | |
スピノザ | |
91 ★★ | |
マルクス・アウレリウス | |
著者はローマ皇帝で哲人。蛮族の侵入や叛乱の平定のために東奔西走したが、僅かにえた孤独の時間に自らを省み、日々の行動を点検し、ストアの教えによって新なる力... 名台詞 "君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。" |
92 ★★ | |
アリストテレス | |
93 ★★ | |
福澤諭吉 | |
近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と... 名台詞 "しっかり学問をして物事をよく知っているものは、社会的地位が高く、豊かな人になり、学ばない人は貧乏で地位の低い人となる。" |
94 ★★ | |
ソロー | |
「人は一週間に一日働けば生きていけます」。ヘンリー・D・ソローは、一八〇〇年代の半ば、ウォールデンの森の家で自然と共に二年二か月間過ごし、自然や人間への... 名台詞 "なぜ人々は、たくさんある人生を無視して、ひとつの型にはまった人生を評価するのでしょうか?" |
95 ★★ | |
モンテスキュー | |
モンテスキュー自身が代表作と自負する名著。絶対主義専制に対する批判と告発、合衆国憲法に影響を与えた近代法学の金字塔。... 名台詞 "人間は、細部ではペテン師だが、大筋ではきわめて正直者である。" |
96 ★★ | |
プルタルコス | |
97 ★★ | |
エーリッヒ・フロム | |
98 ★★ | |
ケインズ | |
99 ★★ | |
フランクリン | |
科学者であるとともに出版業者、哲学者、経済学者、政治家、そして何よりもアメリカ資本主義の育ての親であったフランクリン(1706‐90)。その半生の記録が... 名台詞 "飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。" |
100 ★★ | |
クラウゼヴィッツ | |
比類なき戦略家としてナポレオンを撃破したプロイセンの名参謀クラウゼヴィッツ。その思想の精華たる本書は、ミリタリズムの域を超えて、あらゆる組織における決断... 名台詞 "戦争とは他の諸手段による継続した政治以外の何ものでもない。" |
その他推薦
ジャレド・ダイアモンド | |
なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。... 名台詞 "歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。" |
ルソー | |
自然に拠って「人間の理論」の構築を目指した、”人間研究の書”!架空の少年「エミール」の誕生から結婚までのおよそ25年間の成長を小説の形式で記す。教育学の... 名台詞 "子供の好奇心は、刺激するより満足させてやったほうがはるかに危険は少ない。" |
新渡戸稲造 | |
かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。その一つが武士道である。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起... 名台詞 "死を軽蔑するのは勇敢な行為である。だが生きることが死ぬことよりつらい場合、まことの勇気はあえて生きることである。" |
サミュエル・スマイルズ | |
この本には、よくもこれだけの成功例を集めたものだ、というくらい有名無名の成功者たちの“生き方と成功パターン”が示されている。そして、そこに共通するのは、... 名台詞 "社会の中でわれわれが属している最少単位、すなわち家族を愛することが社会全体を愛するための第一歩である。" |
セネカ | |
生は浪費すれば短いが、活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』。心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』。快楽ではなく、徳... 名台詞 "孤独は群衆への嫌悪を、群衆は孤独への倦怠を癒してくれるのである。" |
エーリッヒ・フロム | |
人間砂漠といわれる現代にあり、〈愛〉こそが、われわれに最も貴重なオアシスだとして、その理論と実践の習得をすすめた本書は、フロムの代表作として、世界的ベス... 名台詞 "性的な交わりは、ある程度、孤立感を克服する自然で正常な方法であり、孤独の問題にたいする部分的な答えである。" |
苅谷剛彦 | |
エンデ | |
時間に追われ、落ち着きを失って、人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々。人間たちから時間を奪っているのは、実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ…。こ... 名台詞 "人間はひとりひとりがそれぞれじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。" |
ダニエル・キイス | |
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびつい... 名台詞 "ぼく、いつだって正しいことをしようとしたんだ。お母さんはいつもいってた、人には親切にしなさい、そうすれば、もめごとなんかにまきこまれなくてもすむし、お友だちもたくさんできるって。" |
塩野七生 | |
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、... 名台詞 "適時に適材が適所に登用されて力を発揮する例は、民族の興隆期にはしばしば見られる現象である。" |
デール・カーネギー | |
人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの名著。常に机上において読み返す本として、重厚で華麗な装丁にあらため、四六判・上製(... 名台詞 "結婚の幸福は、ささいな心づくしの集積によって得られる。この事実に気づかない夫婦は、不幸な結婚生活を送らねばならないだろう。" |
リチャード・ドーキンス | |
「なぜ世の中から争いがなくならないのか」「なぜ男は浮気をするのか」―本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動など... 名台詞 "かくして、われわれは勝利する戦略の二つの特徴を特定することができた。「気のよさ」と「寛容さ」である。" |
神谷美恵子 | |
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを... 名台詞 "ほんとうに生きている、という感じをもつためには、生の流れはあまりになめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要。" |
ショーペンハウアー | |
読書好きのみなさんにとって、本書の内容は耳の痛い話ではありませんか? なにを、どう読むか。あるいは読まずにすませるか。読書の達人であり一流の文章家だった... 名台詞 "古人の書いたものを熱心に読みなさい。まことの大家を。現代人が古人について論じたものは、たいしたことはない。" |
木下是雄 | |
藤沢周平 | |
舞台は東北の小藩、海坂藩である。ある朝、小川のほとりで蛇に咬まれた隣家の娘を少年が救う場面から、この物語ははじまる。清流と木立に囲まれた、静かな城下組屋... 名台詞 "この世に悔いを持たぬ人などいないでしょうから。はかない世の中……。" |
ハラリ | |
野中郁次郎 | |
敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光をあて、日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。... 名台詞 "空気が支配する場所では、あらゆる議論は最後には空気によって決定される。" |
モーティマー・アドラー | |
本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読... 名台詞 "愛の主題については、一〇〇冊もの書物を読まないと、実体をつかむことはできないだろう。" |
シェル・シルヴァスタイン | |
デール・カーネギー | |
悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示して、こころの闇に光を与える不朽の名著。... 名台詞 "今日は、昨日のあなたが思いわずらっていた明日なのだ。" |
宮崎駿 | |
「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨... 名台詞 "いま立ち止ったら 悲しみにおぼれてしまう 進まなきゃ。" |