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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

モモ 名言と作品紹介

内容紹介

時間に追われ、落ち着きを失って、人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々。人間たちから時間を奪っているのは、実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ…。この一味から時間をとりもどし、人生のよろこびを回復...▼

冒頭・書き出し

むかし、むかし、人間がいまとはまるっきりちがうことばで話していたころにも、あたたかな国々にはもうすでに、りっぱな大都市がありました。そこには王さまや皇帝の宮殿がそびえたち、ひろびろとした大通りや、せま
...▼

名言抜粋

世のなかの不幸というものはすべ...
ちっとばかりいいくらしをするた...
時間をはかるにはカレンダーや時...
時間をケチケチすることで、ほん...
世のなかってのはな、それぜんた...
人間はひとりひとりがそれぞれじ...
時計というのはね、人間ひとりひ...
ひとつだけきみに言っておくけど...

作品について

ストーリーには、忙しさの中で生きることの意味を忘れてしまった人々に対する警鐘が読み取れる。『モモ』という物語の中は、灰色の男たちによって時間が奪われたという設定のため、多くの書評はこの物語は余裕を忘れた現代人に注意を促すことが目的であると受け止めた。編集者の松岡正剛は、「エンデはあきらかに時間を『貨幣』と同義とみなしたのである。『時は金なり』の裏側にある意図をファンタジー物語にしてみせた」と評した。

「時間」を「お金」に変換し、利子が利子を生む現代の経済システムに疑問を抱かせるという側面もある。このことに最初に気が付き、エンデ本人に確認を取ったのはドイツの経済学者、ヴェルナー・オンケンである。
エンデ『モモ』岩波少年文庫
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