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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

君主論 名言と作品紹介

内容紹介

中庸が最高の徳とされてきた中世イタリアで、上に立つ者の資質を根底から再考した、歴史を超える普遍的な論考。君主は善悪ではなく人間性をみて他人の行動を予測し、常に臨戦態勢であるべきと大胆に提言する。

名言抜粋

民衆の性質を熟知するには、君主...
ほかの誰かをえらくする原因をこ...
人間はおおかた、他の人がかつて...
ともかく心得なくてはいけないの...
民衆になにかを説得するのは簡単...
人は、はじめのうちに基礎工事を...
残酷さがりっぱに使われた――悪...
すべて国の重要な土台となるのは...
傭兵が戦場に留まるのは、ほんの...
この世の物ごとのなかで、みずか...

作品について

『君主論』は、メディチ家に取り入り、職を得ようとして書かれたとも言われる。このため、抽象的に君主はどう在るべきかを説かず、ギリシア・ローマ時代からの歴史上の実例を数多く挙げながら、その成功・失敗理由を述べ、具体的な提言をするという、いわば実用書として作成された。

『君主論』は、共和制を論じた『リウィウス論』(『ローマ史論』岩波文庫)と対になるものである。本来マキャヴェッリは共和主義者であったが、イタリア戦争前の混乱した現実に直面し、チェーザレのような強力な君主によるイタリア統一が肝要と考えた。『君主論』では政治を宗教や道徳から分離して政治力学を分析している。一方、一般的にはマキャヴェッリの思想は冷酷・非道な政治を肯定するものと考えられ、マキャヴェリズムという言葉を生み出した。
マキアヴェッリ『君主論』中公文庫
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