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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

こころ

内容紹介

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生"と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき...▼

名言抜粋

もし愛という不可思議なもの...
悪い人間という一種の人間が...
人間を愛し得る人、愛せずに...
実は職業というものに就いて...
私は人間をはかないものに観...
然し人間は健康にしろ病気に...
学問をさせると人間がとかく...
かつてはその人の膝の前に跪...
妻はある時、男の心と女の心...
世の中で自分が最も信愛して...

作品について

漱石が乃木希典の殉死に影響を受け執筆した作品である。後期三部作とされる前作『彼岸過迄』『行人』と同様に、人間の深いところにあるエゴイズムと、人間としての倫理観との葛藤が表現されている。明治天皇の崩御、乃木大将の殉死に象徴される時代の変化によって、「明治の精神」が批判されることを予測した漱石は、大正という新しい時代を生きるために「先生」を「明治の精神」に殉死させる。

元々、漱石は色々な短編を書き、それらを『心』という題で統一するつもりだった。しかし、第1話であるはずの短編「先生の遺書」が長引きそうになったため、その一編だけを三部構成にして出版することにし、題名は『心』と元のままにしておいたと、単行本の序文に記されている。
夏目漱石『こころ』新潮文庫
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