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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

学問のすすめ 名言と作品紹介

内容紹介

近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身...▼

名言抜粋

天は人の上に人を造らず、人の下...
しっかり学問をして物事をよく知...
実用性のない学問はとりあえず後...
実生活も学問であって、実際の経...
人民がもし暴力的な政治を避けよ...
独立の気概がない者は、必ず人に...
勇気というものは、ただ読書して...
事の軽重は金額や人数の多い少な...
人間にはそれぞれ良心がある。こ...
子を生んで養うのは、人類だけで...

作品について

1872年(明治5年2月)初編出版。以降、数年かけて順次刊行され、1876年(明治9年11月25日)十七編出版を以って一応の完成をみた。その後1880年(明治13年)に「合本學問之勸序」という前書きを加え、一冊の本に合本された。

明治維新直後の日本国民は、数百年変わらず続いた封建社会と儒教思想しか知らなかった。本書は国民に向かい、欧米の近代的政治思想、民主主義を構成する理念、市民国家の概念を平易な比喩を多用して説明し、儒教思想を否定して、日本国民を封建支配下の無知蒙昧な民衆から、近代民主主義国家の主権者となるべき、自覚ある市民に意識改革することを意図する。また数章を割いて当時の知識人に語りかけ、日本の独立維持と明治国家の発展は知識人の双肩にかかっていることを説き、自覚を促し、福澤自身がその先頭に立つ決意を表明する。後半の数章で、生活上の心構え等の持論を述べて終わる。

文体は平易ながら、明治維新の動乱を経て新しく開けた新時代への希望と、国家の独立と発展を担う責任を自覚する明治初期の知識人の気概に満ち、当時の日本国民に広く受容された。おそらく近代の啓発書で最も著名で、最も売れた書籍である。最終的には300万部以上売れたとされ、当時の日本の人口が3000万人程であったから実に全国民の10人に1人が買った計算になる。
福澤諭吉『学問のすすめ』ちくま新書
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