BOOK INDEX
名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

ペスト 名言と作品紹介

内容紹介

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風...▼

名言抜粋

天災というものは、事実、ざ...
ペストってやつは、勘定なん...
そのくせ、あなたもやっぱり...
今度のことは、ヒロイズムな...
人類の救済なんて、大袈裟す...
時とともに増大する食糧補給...
りっぱな人間、つまりほとん...
せんじつめてみれば、あんま...
健康の時代が、大っぴらに希...
一番いい人たちが行っちまう...

作品について

『ペスト』は、アルベール・カミュが書いたフランスの小説。出版は1947年。ペストに襲われたアルジェリアのオラン市を舞台に、苦境の中、団結する民衆たちを描き、無慈悲な運命と人間との関係性が問題提起される。医者、市民、よそ者、逃亡者と、登場人物たちはさまざまだが、全員が民衆を襲うペストの脅威に、助けあいながら立ち向かう。

よく言われるのは、この作品は第二次世界大戦時のナチズムに対するフランス・レジスタンス運動のメタファーではないかということだ。さらに、実存主義文学の古典とも言われるが、カミュはこのレッテルを嫌っていた。語り口は、個々のセンテンスが複数の意味を内包し、その一つが現象的な意識および人間の条件の寓意である点で、カフカの小説、とくに『審判』に通じるものがあると言われている。

カミュのアプローチは非情で、語り手である主人公は、自分たちは結局何もコントロールできない、人生の不条理は避けられないという考えを力説する。カミュは不条理に対する人々のさまざまな反応を例示し、いかに世界が不条理に満ちているかを表している。
カミュ『ペスト』新潮文庫
‹ 嵐が丘ボヴァリー夫人 ›
こちらも閲覧されています