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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

あしながおじさん 名言と作品紹介

内容紹介

孤児のジュディは文才を認められ、ある匿名の紳士の援助を受けて大学に通わせてもらえることに。新たな環境で発見と成長の日々を送りながら、ジュディは「あしながおじさん」と名付けたその紳士に、お茶目な手紙をせ...▼

冒頭・書き出し

毎月の第一水曜日は、最低で最悪な日だった。恐れおののきながら迎え、勇気をもって耐え、大急ぎで忘れてしまうしかない日。

名言抜粋

お金持ちであることは、表面的な...
高潔な人格が必要なのは、人生の...
人生なんてたかがゲームよ、精一...
わたし、逆境や悲しみや失望が心...
男の人というものは、うまくあし...
人間にとっていちばん大切な資質...
のちの人生にいかなる困難があろ...
この世界には幸せがあふれていま...
人にしても、場所にしても、暮ら...
わたし、だいじなのは、とびっき...

作品について

『あしながおじさん』(Daddy-Long-Legs)はアメリカの女性作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した小説・児童文学作品である。

孤児院で育った少女ジュディが一人の資産家の目にとまり、毎月手紙を書くことを条件に大学進学のための奨学金を受ける物語であり、ジュディが援助者を「あしながおじさん」と呼び、日々の生活をつづった手紙自体が本作品の内容となっている。

手紙中、ジュディ自身が書いたという設定で挿まれる絵もウェブスターの手による。

身寄りのない少女に進学のための援助を行なう「あしながおじさん」は、現代日本では広く学生への援助者の意味で用いられ、遺児奨学金のための原資拠出を行なう人を「あしながさん」と呼ぶあしなが育英会や交通遺児育英会等がある。

アメリカをはじめとして数度映画化され、日本では1979年と1990年にテレビアニメ化された。

原題の"Daddy-Long-Legs"とはクモに縁の近い小動物であるザトウムシのことで、作品中にもこの蜘蛛に似た虫が登場している。

作品の評価

孤児の少女が資産家に見込まれ、愛を成就させるという筋書き自体はいわゆるシンデレラ・ストーリーであるが、導入部以外の全編をジュディの手紙のみで構成するという作品の形式(書簡体小説)や、その手紙の中でつづられる生き生きとした描写、また主人公ジュディの人としての魅力など、文学作品としての高い評価を受けている。

また、手紙の中の学生生活は20世紀初頭のアメリカの女子大学生の生活を記した資料としても読むことができる。作者のジーン・ウェブスターは孤児院や感化院の近代化に興味を持っており、それと自らの経験とがこの作品には生かされていると考えられる。
ウェブスター『あしながおじさん』光文社古典新訳文庫
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