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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

大衆の反逆 名言と作品紹介

内容紹介

1930年刊行の大衆社会論の嚆矢。20世紀は、「何世紀にもわたる不断の発展の末に現われたものでありながら、一つの出発点、一つの夜明け、一つの発端、一つの揺籃期であるかのように見える時代」、過去の模範や...▼

名言抜粋

大衆とは、善い意味でも悪い意味...
人間を最も根本的に分類すれば、...
今日の特徴は、凡俗な人間が、お...
予測しえないということ、つねに...
われわれの生とは、あらゆる瞬間...
環境と決断、この二つが生を構成...
大衆人とは生の計画をもたない人...
われわれは過去から積極的な方向...
選ばれた人間、つまり優れた人間...
虚栄心の強い人は、他人を必要と...

作品について

本書でオルテガは「大衆人」の起源をたどり、社会における大衆の権力と行動へと向けた勃興を記述する途中で、自分の気質を分析している。オルテガは大衆とそれを構成する大衆人の両方に対して本書を通してきわめて批判的で、「高貴な生と下等な生」を対比し、彼が大衆人の中に見出した野蛮性と原始性を非難している。

しかし、英語圏では通例そのように誤解されてきたが、彼は特定の社会階級、すなわち、一般に大衆として考えられる多数の労働者階級を指して批判しているのではない。むしろ、近代化に伴い新たにエリート層として台頭し始めた専門家層、とくに「科学者」に対し、「近代の原始人、近代の野蛮人」と激しい批判を加えている。

これは、彼がエリートと非エリートの区別を、その社会関係ではなく内面的、精神的な態度に求めていたことに関係がある。
オルテガ『大衆の反逆』ちくま学芸文庫
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