★84 |  |  |
 | 老年について キケロ |
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内容紹介
古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇。84歳になる古代ローマ...▽古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇。84歳になる古代ローマの政治家・文人大カトーが文武に秀でた二人の若者を屋敷に迎えて、自らの到達した境地から老いと死と生について語る、という構想のもとに進められる。悲観的に、ではなく積極的に老いを語った永遠の古典の新訳。
名言抜粋
幸せな善き人生を送るための手だ...
生涯にわたって徳が涵養されたな...
老年が惨めなものと思われる理由...
無謀は若い盛りの、深謀は老いゆ...
まことに老年よ、お前はやって来...
作品について
老年については、古代ローマの弁論家・哲学者・政治家であるマルクス・トゥッリウス・キケロの紀元前44年の著作。人生における老いと死について論じた古典作品であるが、ア...▽作品について
老年については、古代ローマの弁論家・哲学者・政治家であるマルクス・トゥッリウス・キケロの紀元前44年の著作。
人生における老いと死について論じた古典作品であるが、アンチエイジングの観点から現代まで愛読されている。
紀元前44年、キケロ61歳の頃の著書である。カエサルとポンペイウスのローマ内戦ではすでにカエサルが勝利しており、ポンペイウスに味方していたキケロは政界から追い出され、カエサルからの刺客に脅える日々を送っていた。
また、二度の離婚や娘の病死など、私生活でも苦境にあった。
この苦境の中で、キケロはギリシア哲学の執筆に従事した。その中の一作が本書である。
本書はキケロ独自の思想を述べたものではなく、ギリシア哲学のストア派の道徳的処世論などの多くの著作を参考にしながら折衷した内容になっている。
キケロの友人であるティトゥス・ポンポニウス・アッティクスに捧げられている。
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