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 | メデイア |
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内容紹介
荒々しい神の正義、神意と人間性の調和、人間の激情と心理。三大悲劇詩人のひとり、エウリピデスの作品を収録する。「縛られたプロメテウス」「ペルシ...▽荒々しい神の正義、神意と人間性の調和、人間の激情と心理。三大悲劇詩人のひとり、エウリピデスの作品を収録する。「縛られたプロメテウス」「ペルシア人」「アガメムノン」「供養する女たち」「テーバイ攻めの七将」ほか2篇を収める。
名言抜粋
ありがたいのは、人並の暮し。つ...
女というものは他のことには臆病...
男でも女でもだが、黙って胸に考...
ああ人の身の、何という禍いだろ...
黄金の真偽を知るための明らかな...
作品について
『メディア』は、古代ギリシアの劇作家エウリピデス作のギリシア悲劇。日本においては『王女メディア』のタイトルでよばれることも多い。ギリシア神話に登場するコルキス王女...▽作品について
『メディア』は、古代ギリシアの劇作家エウリピデス作のギリシア悲劇。日本においては『王女メディア』のタイトルでよばれることも多い。
ギリシア神話に登場するコルキス王女メディアの晩年におこったとされるコリントスでの逸話、すなわち夫イアソンの不貞に怒り、復讐を果たして去っていく話を劇化したもの。
紀元前431年に、古代アテナイのディオニューシア祭で、『ピロクテーテース』・『ディクテュス』という二篇の悲劇、及びサテュロス劇『刈り入れする人たち』と共に初演され、第3等賞を得た。
1世紀のローマで、この作品に着想を得てセネカが同名の戯曲を書くなど、現代にいたるまで、文学、演劇に影響をあたえ続けた作品であった。
あらすじ
※物語の核心にふれています。
コルキスの王女メディアは夫イアソンと共に互いの故郷を捨てコリントスで暮らしていた。
だが、コリントス王クレオンが自分の娘婿にイアソンを望み、権力と財産に惹かれたイアソンは妻と子どもたちを捨て、この縁組みを承諾する。
怒りと悲しみに暮れるメディアの元に、クレオンから国外追放の命令が出る。一日の猶予をもらったメディアはイアソンとクレオン父娘への復讐を決意する。
アテナイ王アイゲウスを口説き落として追放後の擁護を約束させたメディアは、猛毒を仕込んだ贈り物をクレオンの娘の元に届けさせ、王と王女を殺害する。
更には苦悩と逡巡の果てに、自身の幼い息子二人をも手にかける。すべてを失って嘆き悲しむイアソンを尻目に、メディアは息子たちの死体を抱き、竜車に乗って去っていく。

わが子を殺そうとするメディア
(ウジェーヌ・ドラクロワ画 、1862、リール市立美術館蔵)
主題
他の作家による同じ主題の取り扱い方とくらべ、エウリピデスの作品では、メディアの感情に重心が置かれ、夫への愛情、激情、復讐心が主題的に描かれている。
同時にこの作品では、こうした激情を静めることも重要な主題となっており、これは古代ギリシアの倫理観が中庸を徳とみなしたことと呼応している。
『メディア』は、家父長制社会において女性であることの苦難を同情的に掘り下げた作品であるため、フェミニスト的な傾向を持つ非常に古いテクストであると広く考えられている。
しかしながら一方で、ミソジニー的な態度の表れであるという読みも存在する。
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