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 | アンティゴネー |
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内容紹介
「私は憎しみを共にするのではなく、愛を共にするよう生まれついているのです」――祖国に攻め寄せて倒れた兄の埋葬を、叔父王の命に背き独り行うアン...▽「私は憎しみを共にするのではなく、愛を共にするよう生まれついているのです」――祖国に攻め寄せて倒れた兄の埋葬を、叔父王の命に背き独り行うアンティゴネー。王女は亡国の叛逆者か、気高き愛の具現者か。『オイディプース王』『コローノスのオイディプース』と連鎖する悲劇の終幕は、人間の運命と葛藤の彼岸を目指す。新訳。
冒頭・書き出し
同じ胞から生まれた大切なイスメーネー、オイディプースに発する不幸は数々あるが、生き残った私たちに、ゼウスが未だ仕上げをしない不幸があるのだろうか。...▽冒頭・書き出し
同じ胞から生まれた大切なイスメーネー、オイディプースに発する不幸は数々あるが、生き残った私たちに、ゼウスが未だ仕上げをしない不幸があるのだろうか。苦しみといい、破滅といい、汚辱といい、不名誉といい、お前と私に関わる不幸で、これまで目にしなかったものとてないのだから。
名言抜粋
国全体を導く身でありながら、最...
金儲けへの期待が男たちを滅ぼす...
およそ人の世に行われる習わしで...
恥ずべき利益からは、身を全うす...
恐ろしきものはあまたあれど、人...
作品について
『アンティゴネ』は、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。オイディプスの娘でテーバイの王女であるアンティゴネを題...▽作品について
『アンティゴネ』は、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。
オイディプスの娘でテーバイの王女であるアンティゴネを題材としている。
内容はソポクレスがテーバイ王家を題材に書いたほかの2作の後、アイスキュロスの『テーバイ攻めの七将』に続く時間軸の物語である。あらすじ
※物語の核心に触れています。
先王オイディプスが自己の呪われた運命を知って盲目となり(『オイディプス王』)、放浪の末にこの世を去った(『コロノスのオイディプス』)後、アンティゴネとイスメネはテーバイへ戻った。
しかしテーバイでもアンティゴネの兄たちが王位を巡って争いを始めて、アルゴス人の援助を受けてテーバイに攻め寄せたポリュネイケスとテーバイの王位にあったエテオクレスが刺し違えて死に、クレオンがテーバイの統治者となった。
クレオンは国家に対する反逆者であるポリュネイケスの埋葬や一切の葬礼を禁止し、見張りを立ててポリュネイケスの遺骸を監視させる。
アンティゴネはこの禁令を犯し、見張りに捕らえられてクレオンの前に引き立てられる。
人間の自然に基づく法を主張するアンティゴネと国家の法の厳正さを主張するクレオンは互いに譲らず、イスメネやハイモンの取り成しの甲斐もなくて、クレオンは実質の死刑宣告として、一日分の食料を持たせてアンティゴネを地下に幽閉することを決定する。
その後、クレオンはテイレシアースの占いと長老たちの進言を受けてアンティゴネへの処分を撤回し、ポリュネイケスの遺体の埋葬を決める。
しかし時既に遅く、アンティゴネは首を吊り、父を恨んだハイモンも剣に伏して自殺した。
さらにハイモンの死に絶望した妻までも自殺して、クレオンが自らの運命を嘆く場面で劇は終わる。
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