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名言で読む名著傑作の集大成 名著全書

居酒屋 名言と作品紹介

内容紹介

洗濯女ジェルヴェーズは、二人の子供と共に、帽子屋ランチエに棄てられ、ブリキ職人クーポーと結婚する。彼女は洗濯屋を開くことを夢見て死にもの狂いで働き、慎ましい幸福を得るが、そこに再びランチエが割り込んで...▼

冒頭・書き出し

ジェルヴェーズは夜中の二時までランチエを待った。それから、窓より吹きこむ冷たい風にブラウスをまとっただけの肌をさらしていたためにぞくぞくしてきた熱っぽい体をベッドに横ざまに投げかけて、頬を涙でぬらした
...▼

名言抜粋

とにかく、元気を出しさえすれば...
あたしはね、高望みする女じゃな...
男ってひと晩のために、それも最...
人間てものはいつも、あれこれ目...
死んじまえば、だ……ねえ、いい...

作品について

『居酒屋』は、フランスの文豪エミール・ゾラが1877年に書いた自然主義の小説で代表作。20巻シリーズのルーゴン・マッカール叢書の第7巻。原題の「ラソモワール」は、この物語の中で頻繁に登場する居酒屋の名前。

小説『ナナ』は本作の主人公ジェルヴェーズの娘ナナの成長後を描いた作品である。

あらすじ

※物語の核心にふれています。

若く美しいジェルヴェーズは、クロードとエティエンヌという息子2人と恋人のランティエと一緒にパリに住んでいる。ランティエは何も言わずに稼いだ金を持ったまま失踪してしまい、置き去りにされたジェルヴェーズは貧苦に悩む。

しかしジェルヴェーズはクーポーという労働者を知り、クーポーは彼女を愛し、決して暴力はふるわないと約束し、二人は結婚し、よく働いて3年がたち、ナナという娘が生まれる。ジェルヴェーズは洗濯屋を開く。

ある日、通りから呼んでいるナナを見るために、クーポーは窓の近くに寄り、そこから地上に転落し、働けなくなり、酒びたりになる。

ある日の昼飯の時、ランティエが戻ってきて三人が奇妙な同居を始める。クーポーはジェルヴェーズを叩くようになり、ランティエはよく働くジェルヴェーズとの関係を復活させる。

ジェルヴェーズの同居は土地の人の反感をかい、店はさびれ、金がなくなり、ランティエは去ってゆき、クーポーは気が狂って病院で死ぬ。ジェルヴェーズは孤独のまま死に、死後2日たって発見された。
ゾラ『居酒屋』新潮文庫
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