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 | ローマ帝国衰亡史 上 |
Content
内容紹介
一七七六年に初巻が発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立したギボンの『ローマ帝国衰亡史』。その時代の人々の教養の証として「各家庭...▽一七七六年に初巻が発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立したギボンの『ローマ帝国衰亡史』。その時代の人々の教養の証として「各家庭の食卓、いや、ほとんどすべての化粧台にまでも置かれた」といわれるこの歴史書から、現代人は何を学ぶべきなのか。本書では、原著に記された各時代の代表的な章を選び、上巻(第1章~第7章)において、初代皇帝アウグストゥスの時代から、コンスタンティヌス帝および子息帝らの治世までの歴史を眺望する。
冒頭・書き出し
西暦紀元二世紀、当時ローマ帝国ほど、豊かな国土を擁し、開けた社会を有していた国はなかった。そしてこの広大な帝国の辺境は、伝統と訓練のたまものである...▽冒頭・書き出し
西暦紀元二世紀、当時ローマ帝国ほど、豊かな国土を擁し、開けた社会を有していた国はなかった。そしてこの広大な帝国の辺境は、伝統と訓練のたまものである強力な軍隊によってまもられていた。
国内に目をやれば、法や習俗の影響により諸属州の統一が堅固なものとなって久しく、太平のなか、人々は繁栄をうたい、その恵みを湯水のように費やしていた。また政体としては、共和制の理念が軽んじられることもなく、元老院も最高権威としての体面を保ちつつ、行利権についてはすべてこれを皇帝にゆだねていた。
名言抜粋
歴史が建設者より破壊者の方へい...
熱血果敢な狂信が冷血脆弱な政治...
この不完全な世にあって、希望ほ...
たしかに、かりにもし人が贅沢品...
人が至福の世にあるとき、その背...
作品について
五賢帝時代(96年より180年)における古代ローマ帝国の最盛期から始まり、ローマ帝国の東西分裂、ユスティニアヌス1世によるローマ帝国再興の試み、勃興するイスラーム...▽作品について
五賢帝時代(96年より180年)における古代ローマ帝国の最盛期から始まり、ローマ帝国の東西分裂、ユスティニアヌス1世によるローマ帝国再興の試み、勃興するイスラーム勢力との抗争、十字軍などを描き、オスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落(1453年)によって帝国が滅亡するまでを記している。
ただし、7世紀の皇帝ヘラクレイオスの後からは極端に記述が減り、ギリシア化した東ローマ帝国については否定的な著述が目立つ。特に軍事面では「根本的な問題を抱えており、勝利は全くの偶然によるもの」とまで酷評している。このため、東ローマ帝国最盛期の皇帝バシレイオス2世などについても、ほとんど述べられていない。
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