名著ランキング 23ページ目

221
ディケンズ
本書は、モームが世界の10大小説の1つに選び、ディケンズ(1812-1870)自身も「自分の作品中、最も好きなもの」と語っている作品。自伝的要素の濃い作品で、個性的な登場人物が多数登場し、ユーモアとペ...
222
塩野七生
ギリシアから視察団が戻り、前449年、共和政ローマは初の成文法を発表。しかしその内容は平民の望むものとは程遠く、貴族対平民の対立の構図は解消されなかった。近隣諸族との戦闘もさらに続き、前390年夏には...
223
ペトラルカ
イタリア文学の三巨星の一人で、ルネサンス運動の首唱者であったペトラルカは、偉大な詩人であるとともに、つねに自己自身を問いつつ哲学するモラリストであった。ここに収められた23篇の手紙は、ペトラルカが親し...
224
塩野七生
長き雌伏の時を経たカエサルが「陽の当たる道」を漸く歩みはじめた頃、ポンペイウスは既に地中海全域を覇権下に収めていた。カエサルもスペイン統治を成功させ、危機感を強めた「元老院派」は両者の排除を図ろうとす...
225
司馬遼太郎
同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。が、竜馬はこの薩長に土佐等を加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。大政奉還―幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。これ...
226
韓非
名君として名高い始皇帝に、「会えたら、わしは死んでも悔いはない」と言わしめた、韓非子の哲学とは―? 手に取るようにわかる! 韓非子の考え方。
227
ゲーテ
追求の精神の権化ファウストは、行為の人として“大きな世界"での遍歴に入る。享楽と頽廃の宮廷から冥府に下った彼は美の象徴ヘレネーを得るが、美はたちまち消滅してしまう。種々の体験を経た後、ついに彼は、たゆ...
228
メルヴィル
獰猛で狡知に長けた白鯨を追って、風雨、激浪の荒れ狂う海をピークォド号は進んだ。ホーン岬、インド洋、日本沖を経た長い航海の後、ついにエイハブは、太平洋の赤道付近で目ざす仇敵をみつけた。熱火の呪詛とともに...
229
アゴタ・クリストフ
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを...
230
ドストエフスキー
目の前にとつぜん現れた愛する母と妹。ラスコーリニコフは再会の喜びを味わう余裕もなく、奈落の底に突きおとされる。おりしも、敏腕の予審判事ポルフィーリーのもとに出向くことになったラスコーリニコフは、そこで...