幸福 以下の本で言及
幸せに暮らしてください。あなた方は味わうべき不運をすでに嘗め尽くされた。 |
友よ、われわれはこれまでに不幸を知らずにきた者ではない。ああ、もっと辛いことにも耐えたのだ。 |
人の秘密を知るのは不幸の元。 |
不幸というのは幸福な状態の中から出てくる。だから幸福の中には、常に不幸の芽が隠されている。 |
身をささげるものが何もないというのは何という欠乏を感じさせるものだろう。幸福とは独立性にあると一見思われるかもしれないが、実際はそのさかさまなのだ。 |
現在の幸福と未来の希望と、どちらが人間の生きがいにとって大切かといえば、いうまでもなく希望のほうであろう。 |
生活はお金で買うことができる。しかし、幸福をお金で買うことだけは絶対にできない。なぜなら、幸福とは、職業や生活のことではなくて、心のことだからだ。心が幸福になるのでなければ、人が幸福になることは、絶対にできないからだ。 |
人が生きてゆくのは、よい人生を生きるためだ。自分にとってのよい人生、幸福な人生を生きることが、すべての人の人生の目的だ。悪い人生、不幸な人生を生きたいと願う人はいない。すべての人は、よい人生を生きることを願っている。それなら、人は、悪い心でよい人生を生きることはできるだろうか。人をだましたり、人を蹴落としたりしながら生きてゆく人が、よい人生、幸福な人生を生きていると君は思うかい? |
貧乏だと極力ムダ使いを避けるし、病気がちだとふだんから健康に気をつける。どんな不幸も幸せのきっかけにならないものはない。 |
時には喜び、時には苦しみながら、その果てに築きあげた幸福であれば、いつまでも持続する。 時には信じ、時には疑いながら、熟慮の末につかんだ確信であれば、もはや動かしようがない。 |