![]() | 聖徳太子 政治家 | |||||
五番目に言う。官吏たちは酒や食事、財産への欲望を捨て、訴訟を厳正に審査するべきである。庶民の訴えは、1日に1000件もある。1日でもそうなら、年を重ねたらどうなろうか。このごろの訴訟にたずさわる者たちは、賄賂をもらうことが常識となり、賄賂の額を確認してからその人の言うことを聞いている。つまり、裕福な者の訴えは石を水中に投げるように簡単に受け入れられるのに、貧乏な者の訴えは水を石に投げるようなもので容易に聞きいれてもらえない。このため貧乏な者たちはどうしていいのかわかない。このようなことは、官吏としての道に背くことである。 | ||||||
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![]() | 二宮尊徳 思想家 | |||||
この仮の身を、わが身とは思わずに、生涯一途に世のため、人のためをのみを想いながら、国のため、天下のために貢献できることだけに励み、一人でも、一家でも、一村でも貧乏から抜け出て裕福になることを想い勤め、怠らないようにしているのである。これが私の覚悟である。 | ||||||
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![]() | エピクテトス 哲学者 | |||||
「わたしはきみより裕福だから、きみより優れている」「わたしはきみより雄弁だから、きみより優れている」というのは正しい推論ではない。むしろ「わたしは裕福だから、きみより資産が多い」「わたしは雄弁だから、きみより暮らしがよい」。しかしきみ自身は資産でも、暮らしでもないのだ。 | ||||||
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![]() | レオ13世 宗教家 | |||||
どんな裕福な者でも、何らかの点で人の助けが必要であり、どんな貧しい者でも、何らかの点で同胞の役に立とう。他人から信頼されて助けを求められ、それを親切心で引き受けるのは、人間の本性上欠かせない行為である。 | ||||||
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![]() | 洪自誠 作家 | |||||
家庭にある時の戒めとして二語ある。それは「ただ思いやりが深くさえあれば、家族の心はおだやかであり、ただ倹約さえすれば費用は十分に足りる」という二語である。 | ||||||
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![]() | アンドリュー・カーネギー 実業家 | |||||
清く貧しい家庭に育った子供は、裕福な家庭の子供とは違い、かけがえのない宝物を与えられている。 | ||||||
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