名著ランキング 29ページ目

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ダンテ
二人の詩人、ダンテとウェルギリウスは二十四時間の地獄めぐりを経て、大海の島に出た。そこにそびえる煉獄の山、天国行きを約束された亡者たちが現世の罪を浄める場である。二人は山頂の地上楽園を目指し登って行く...
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チョーサー
五度結婚したバースの女房が明かす女心の本音。互いにけなし合う托鉢僧と召喚吏。学僧が語る貞女グリゼルダの受難。さらに貿易商人、近習、郷土、医者、免罪符売り、船長、尼僧院長が話した後、作者チョーサーも一枚...
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チョーサー
修道僧による、一七人の悲劇。尼僧付の僧は雄鶏の寓話を、第二の尼僧は聖女セシリアの殉教譚を語る。そこに後から追いついた錬金術師とその徒弟。だが、徒弟にいかさまぶりを暴露されて錬金術師は大あわて。話はなお...
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ヘロドトス
イオニア反乱を制圧したペルシアはギリシア遠征の軍を発し、ペルシア戦争の幕は切って落とされた。アテナイはマラトンに軍を集結して迎え撃つ。自らの足で資料を集め正確公正を期した、今日なお高い価値を持つ史書。
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マックス・ヴェーバー
営利の追求を敵視するピューリタニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。マックス・ヴェーバーが生涯を賭けた広大な比較宗教社会学的研究の出発点を...
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ヒルティ
幸福とは何か、ではなく「幸福になる方法」を的確に語る類例のない書。仕事の仕方、時間の使い方、老後の不安など、まさに現代に直結する諸問題を考察する。「ともかく、はじめる」「ルーチンこそが簡単かつ永続困難...
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オーウェル
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放...
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こうの史代
昭和三十年、灼熱の閃光が放たれた時から十年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れた。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか…。著者渾身の問題作。第9回手塚治...
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デール・カーネギー
悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示して、こころの闇に光を与える不朽の名著。
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サミュエル・スマイルズ
この本には、よくもこれだけの成功例を集めたものだ、というくらい有名無名の成功者たちの“生き方と成功パターン”が示されている。そして、そこに共通するのは、この小さな“プラスの習慣”が身につくかどうかで、...