本来 名言 4ページ

この時期に推理小説はその本来のあるべき性格を失いつつあった。その理由の一つは題材主義に倚りかかりすぎたためであり、一つはジャーナリズムが多作品を要求したため不適格な作品が推理小説の名において横行したことであり、もう一つは、その結果、推理作家自体の衰弱を来したことである。

これは反省すべきことであった。

いくら年をとり、知識を積んでも、人間には、人間本来の迷いの火ダネが、白骨になるまでは、なくならないものらしい。

世間の人は、とかく小事を嫌って大事を望むけれども、本来、大は小を積んだものである。だから、小を積んで大をなすほかに方法はない。

いろいろなことがありますが、私はそれでも人間は本来善良だと信じています。私は混乱や苦難、死を基盤にして希望を抱くことができないのです。

教育というのは本来、自分自身が生きていることに夢を持っている教師じゃないとできないはずです。「おまえたち、俺を見習え」と言えるほど立派に生きている教師がどれだけいるのか。

人間の生は、本来の性質からして、なにかに賭けねばならない。

音楽は魂を本来の姿に戻す。

すべて本来の持ち味をこわさないことが料理の要訣である。

本来的に自由であることは、暗さからの解放者であることである。

本来持っている善心にしたがって行動すればよい。そうすれば善は残り、悪は去る。