名著リスト
紀貫之 | |
平安期の大歌人、紀貫之が侍女になりすまし、帰京の旅をかな文字で綴った紀行文学の名作。国司の任期を終えて京へ戻る船旅は長く苦しい日々の連続であった。土佐の... |
シェリー | |
天才科学者フランケンシュタインは生命の秘密を探り当て、ついに人造人間を生み出すことに成功する。しかし誕生した生物は、その醜悪な姿のためフランケンシュタイ... |
不詳 | |
5人の求婚者を破滅させ、帝の求婚にも応じないかぐや姫。だれもが知っている話だが、ロマンティックな空想物語と誤解されている物語でもある。古典というストレス... |
ナポレオン | |
かならずしも長くはない一生にナポレオンはおびただしい量の手紙・布告・戦報・語録などを書き、あるいは口授した。本書はそのうちから最も意味深く最も興味深い文... |
ビアス | |
風刺と機知に富む社会批評で、アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアスの箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。名訳の... |
マックス・ヴェーバー | |
「職業としての学問」、「職業としての政治」の邦題で読み継がれてきたマックス・ウェーバーの二つの講演が、いま読むにふさわしい日本語で甦る。ドイツ語の原語B... |
フランク・ボーム | |
大竜巻に家ごと吹きあげられた少女ドロシーは、愛犬トトとともに不思議な国へ舞いおりました。かかしやブリキのきこり、臆病なライオンが仲間に加わって、エメラル... |
不詳 | |
インド古典中もっとも有名な本書はヒンドゥー教が世界に誇る珠玉の聖典であり、古来宗派を超えて愛誦されてきた。表題は「神の歌」の意。ひとは社会人たることを放... |
ブラッドベリ | |
火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は... |
ヴォネガット | |
時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、自分の生涯の未来と過去とを往来する、奇妙な時間旅行者になっていた。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り…... |