![]() | 福沢諭吉 教育者 | |||||
学問に志す者は、学ばなくてはなりません。信じるべきか疑うべきか思い惑っているのではなく、まず学んでみることです。たくさんの書物を読み、たくさんの現実に接して、冷静に事物を見抜いて真実を求めるならば、信と疑の違いがはっきり見えてくるでしょう。昨日信じたものが今日の疑念となり、今日疑ったものが明日は氷解するということもありましょう。学問を志す者は、努力をしなければならないのです。 | ||||||
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![]() | 荘子 哲学者 | |||||
いちばん先に正しいことを行なうがよい。正しいことを行なっていれば、いかなるばあいでも、自分の心は安静を保ちうる。その安静のできてきたとき、はじめて外の社会の真の姿を見抜く力、すなわち明がでてくる。真の姿を見抜く力がでてくれば、そのときはじめて自分の心が虚、すなわち他にわずらわされない虚心坦懐の状態になりうる。この虚の状態になりえたばあいには、どんなことをも自分の私心を用いてさかしらの事はしないが、その代わりどんなことでもなしえないことはなくなる。 | ||||||
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![]() | ウォーレン・バフェット 投資家 | |||||
分散とは無知に対するリスク回避だ。だから勝手知ったる者にとって分散手法はほとんど意味を成さない。広範囲な分散投資が必要となるのは、投資家が投資にうとい場合のみだ。50から75の銘柄管理は私の手に余る。ノアの箱舟の投資をすれば、結局は動物園みたいなありさまになるだけだ。私は数銘柄を大量に持つのが好きだ。 | ||||||
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![]() | ジャン・ジャック・ルソー 哲学者 | |||||
良心!良心!神聖な本能、滅びることなき天上の声、無知無能ではあるが知性をもつ自由な存在の確実な案内者、善悪の誤りなき判定者、人間を神と同じような者にしてくれるもの、おんみこそ人間の本性をすぐれたものとし、その行動に道徳性をあたえているのだ。(本書が禁書になり、ルソーがパリ高等法院から有罪判決を受けたのはこの部分である。) | ||||||
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![]() | 福沢諭吉 教育者 | |||||
国民が守るべき道徳上の義務を今よりも怠って、更に無学無知に陥れば、政府の法の規制は今よりも厳しくなるでしょうし、もし、国民が全員学問に志して物事の道理を知り、文明の風潮に進むならば、政府の法もいっそう寛大で情け深いものとなりましょう。法が苛酷になるか寛大になるかは、国民の品性によってどちらかの傾向が強まるのです。 | ||||||
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![]() | クリストファー・コロンブス 探検家 | |||||
彼らは武器を持たないばかりかそれを知らない。私が彼らに刀を見せたところ、無知な彼らは刃を触って怪我をした。 彼らは鉄をまったく持っていない。彼らの槍は草の茎で作られている。彼らはいい身体つきをしており、見栄えもよく均整がとれている。彼らは素晴らしい奴隷になるだろう。50人の男達とともに、私は彼らすべてを征服し、思うままに何でもさせることができた。 | ||||||
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![]() | バートン・マルキール 経済学者 | |||||
しばしば説明のつかない「アノマリー」な価格形成が生まれて、根拠のない楽観論がはびこり、無知な個人投資家がそれに巻き込まれてしまうことがある。 しかし、やがては市場で「本来の価値」が認識される。これこそが読者が学ぶべき結論である。 (アノマリー:効率的市場仮説と矛盾するような金融市場の価格およびリターンのねじれ現象) 「どんなに優れた個人あるいは機関投資家でも、常に市場平均よりも市場のことをよりよく知っている」なんてことはありえない。 | ||||||
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![]() | ムスタファ・ケマル・アタテュルク 政治家 | |||||
どんなに貧しくとも、社会の一員でさえあれば、のけ者にしてはならない。過去において犯された罪の多くは無知に起因している。国家は万人に尊重さるべき法律を公布している。しかし国家は同時に市民のひとりひとりに対し、その法律を読むことができるだけの教育を施していなかったら、立派に職責を果たしているとはいえないのである。 | ||||||
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![]() | サマセット・モーム 小説家 | |||||
この世は厳しくて、残酷だ。なぜここにいて、どこへ行くのか、誰も知らない。人間は謙虚でなくてはね。静けさの中に美を見つけなくてはならない。悲運に目をつけられないよう、人生をひっそりと生き抜かねばならない。単純素朴、無知な人々に愛されるのがいい。その人々の無知は、ぼくらの知識のすべてよりまさっているから。その人々にならって、ぼくらも口を閉じるべきなんだ。謙虚で、穏やかで、与えられた片隅で満足する。それこそが人生の知恵だと思う。 | ||||||
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![]() | ニッコロ・マキャヴェッリ 思想家 | |||||
また、国家を動かす機会に恵まれなかったが、ペンによってその方策を人類に示した人々、プラトンやアリストテレス、その他の同類の人々も、人類からの尊敬を受けるに十分だと信ずる。この種の人々は、ソロンやリュクルゴスのように、現実の国家は動かせなかったが、 それは、彼らが無知であったからではない。ただ単に、当時の情況が、彼らにそれを許さなかったのである。 ―フィレンツェ共和国の今後について、メディチ家の質問に答えて。 | ||||||
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