![]() | ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 小説家 | |||||
すべては等しく、すべては等しくない。すべては有益であり、かつ有害である。すべては語ると同時に無言であり、理性的であると同時に非理性的である。人が個々の事がらについて表白することはしばしば相矛盾する。 | ||||||
|
![]() | サミュエル・スマイルズ 作家 | |||||
もし、自分の心が自分の主人でないならば、自分が職務を任されているとしても何によってその責任を負うのであろうか。教育、助言、説教、叱責、矯正など、これらもすべて有益ではなくなってしまう。 | ||||||
|
![]() | アルフレッド・アドラー 心理学者 | |||||
人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。 | ||||||
|
![]() | ブレーズ・パスカル 哲学者 | |||||
人を有益にたしなめ、その人にまちがっていることをしめしてやるには、彼がその物事をどの方面から眺めているかに注意しなければならない。なぜなら、それは通常、その方面からは真なのであるから。そしてそれが真であることを彼に認めてやり、そのかわり、それがそこからは誤っている他の方面を見せてやるのだ。彼はそれで満足する。なぜなら彼は、自分がまちがっていたのではなく、ただすべての方面を見るのを怠っていたのだということを悟るからである。 | ||||||
|
![]() | エーリッヒ・フロム 哲学者 | |||||
愛を達成するための基本条件は、ナルシシズムの克服である。ナルシシズム傾向の強い人は、自分の内に存在するものだけを現実として経験する。外界の現象はそれ自体では意味を持たず、自分にとって有益か危険かという観点からのみ経験されるのだ。 | ||||||
|
![]() | エミール・オーギュスト・シャルティエ(アラン) 哲学者 | |||||
悲しみはけっして高貴なものでもなければ、美しいものでも有益なものでもない。生について語るべきであって、死についてではない。希望をひろめるべきであって、不安ではない。人類の真の宝であるよろこびを、共にはぐくんで行かねばならない。 | ||||||
|
![]() | 開高健 小説家 | |||||
とにかくいうべきことはハッキリといっておく必要がある。無益か有益かはやってみなければわからないが、いうべきことはいわねばならぬ。 | ||||||
|
![]() | プルタルコス 作家 | |||||
我々の精神は本性学ぶことの好きな見ることの好きなところを持っているのであるから、少しも打込む価値のない見るもの聞くものにそれを濫用して、立派な有益な事柄をないがしろにする人々を責めるのは、正しいことではないか。 | ||||||
|
![]() | ジョージ・ワシントン 政治家 | |||||
失敗から有益な教訓を引き出し、高い犠牲を払った経験によって利益を得る目的でないなら、過去を振り返るべきではない。 | ||||||
|
![]() | 呂坤 哲学者 | |||||
人参(にんじん)、茯苓(ぶくりょう)、当帰(とうき)、黄き(おうき)は、本来人に有益なものである。しかし、体質と合わなければ、かえって病を重くする。親切や思いやる心は、本来人を愛する気持ちである。しかし、相手を間違えると、かえって禍を招く。故に君子はこれを慎むのだ。(参苓帰?、本益人也。而与身無当、反以益病。親厚懇切、本愛人也。而与人無当、反以速禍。故君子慎焉。) | ||||||
|