![]() | プラトン 哲学者 | |||||
(民主主義は)様々の国制のなかでも、いちばん美しい国制かもしれないね。ちょうど、あらゆる華やかな色彩をほどこされた色とりどりの着物のように、この国制も、あらゆる習俗によって多彩にいろどられているので、この上なく美しく見えるだろう。そしてたぶん、ちょうど多彩の模様を見て感心する子供や女たちと同じように、この国制を最も美しい国制であると判定する人々も、さぞ多いことだろう。ここでは、国事に乗り出して政治活動をする者が、どのような仕事と生き方をしていた人であろうと、そんなことはいっこうに気にも留められず、ただ大衆に好意をもっていると言いさえすれば、それだけで尊敬されるお国柄なのだ。国民の魂はすっかり軟らかく敏感になって、ほんのちょっとでも抑圧が課せられると、もう腹を立てて我慢ができないようになるのだ。というのは、彼らは君も知るとおり、最後には法律をさえも、書かれた法であれ書かれざる法であれ、省みないようになるからだ。絶対にどのような主人をも、自分の上に戴くまいとしてね。 | ||||||
|
![]() | アルベール・カミュ 小説家 | |||||
「もっとも、知事は結局空騒ぎだと確信しておられるんだがね」 (多くのトップが根拠の無い確信を抱くことはよくある) なにしろ仮説というものは、科学においても実生活のなかでも、常に危険なものだから。 (仮説のほとんどは大げさであり実際には起こらない。そのため信じない人が多くなり、大切な真実すら信じずに対応が遅れてしまう) 公に認めるとなれば仮借のない処置をとることを余儀なくされるであろうということ、を指摘した。結局その点が同僚たちをしり込みさせている。 (実害が及んでいない段階で人に制限をかけると、確実に世間は反発する) 「問題は、法律によって規定される措置が重大かどうかということじゃない。それが、市民の半数が死滅させられることを防ぐために必要かどうかということです」 | ||||||
|
![]() | マルクス・トゥッリウス・キケロ 政治家 | |||||
無知の無経験な者が治療薬のかわりに人を殺す毒を処方するなら、それを医者の処方と言うことができないのは当然である。同じように、たとえ〔無知な〕国民がある有害な規則を受け入れたなら、どのような形式であれ、それを法律と呼ぶことはできない。 | ||||||
|
![]() | 孫武 思想家 | |||||
戦争前に「五事七計」を検討すれば、勝敗はおのずと明らかになる。無計画の行動に勝算はない。 【五事】①道:国民を大切にする政治 ②天:自然条件(天候・明暗など) ③地:地形条件 ④将:将軍の能力 ⑤法:法律・規則 【七計】①主:君主はどちらが優秀か ②将:将軍はどちらが優秀か ③天地:自然・地形条件はどちらが有利か ④法令:法律・規則はどちらが守られているか ⑤兵衆:軍隊はどちらが強いか ⑥士卒:個々の兵隊はどちらが強いか ⑦賞罰:信賞必罰が徹底されているか。 | ||||||
|
![]() | ニッコロ・マキャヴェッリ 思想家 | |||||
共和国または王国の安寧秩序は、その生命の続く限り慎重この上なく統治をしていく支配者がいるかどうかということにあるのではない。むしろ、自分の死後でも、国家がうまく維持されるように、法律をあらかじめ与えておいてくれる人物がいるかどうかにかかっているのである。 | ||||||
|
![]() | 吉田兼好 随筆家 | |||||
人間は富と権力に対する欲に憑りつかれている。天皇や貴族は威厳があるが、それ以下の下級貴族は出世欲にまみれていて品位が無い。家柄と容姿は先天的なものだから仕方ないが、誰でも実学(法律)・教養(和歌)・芸(楽器)・社交術を身に付けることは可能だし、そうするべきだ。 | ||||||
|
![]() | 福沢諭吉 教育者 | |||||
しかし、国民の先頭に立つべき洋学者が、やたらと官職を得たがる。官にできることは命令することだけなのだから、我々(慶應義塾の洋学者)は民間の立場で学術を広め、経済活動をし、法律を論じ、政府を批判して人々に手本を見せるべきだ。こうして初めて、上は威張り、下は卑屈になるという旧来の気風も消滅する。 | ||||||
|
![]() | ミシェル・フーコー 哲学者 | |||||
重要なのは、処罰技術が身体刑の祭式で身体に襲いかかるにせよ、或いは人間精神を対象にするにせよ、それら技術を政治体の歴史の中に位置づけ直してみることである。刑罰の実際を、法律理論の影響の一つとしてよりも、政治解剖の一つの章として考えること。 | ||||||
|
![]() | ニッコロ・マキャヴェッリ 思想家 | |||||
王国であれ、また共和国であれ、一つの共同体にとってより必要な事柄とは、それぞれが創設期に持っていた名声を再び我がものとすることである。しかも、優れた法律と傑出した人材によって、本来の姿を取り戻すように努力しなければならない。 | ||||||
|
![]() | 福沢諭吉 教育者 | |||||
保護と指図は表裏一体であるべきだ。国で例えれば、国民は税金を出して国の財政を保護し、同時に政治に参画して指図する。国は政治で国民を保護し、同時に法律を守るように指図する。双方がずれると、専制政治になったり、国民が堕落したりする。 | ||||||
|