人間的 欲求:生死 名言 8ページ

びっしりと大地を埋めつくしてつづいている小さな屋根、その数え切れない屋根の下に、みんな何人かの人間が生きている！ それは、あたりまえのことでありながら、改めて思いかえすと、恐ろしいような気のすることでした。

(コペル)

考える人間は、快楽を苦痛と分離する。だが彼は、快楽に対する要求そのものが苦痛と恐怖を生むことをしらないのである。

私は自分の異常性を知っている。その自己愛の悲愴なほどの強さ、その支配欲の凶暴なほどの大きさを知っている。私を慕ってくる青年たちは「弱い」。

だが、私は彼らと同じ弱さを武器にして生きていけるほど「強い」人間なのである。

オリンピックとは、戦いばかりしていた古代のギリシア人から生まれた、人間性に深く基づいた「知恵」であったのだった。

人間の行為は、何かをほしがることから生まれる。

吾輩は猫ながら時々考える事がある。教師というものは実に楽なものだ。人間と生まれたら教師になるに限る。

人間はひとりで生きているのではありませんよ。自分の命だからといって、それをもてあそぶことは許されません。

けれども私が到達したいと思ったのは、単に彼女の肉体だけでなく、その肉体のなかに生きている人間でもある。

私にとって遊びは、最も大きな決定権を握っています。この場合の遊びとは、もちろん、うんと広い意味で言ってるのでして、子どもの遊びばかりでなく、人間が所有する、最も重要な生の要素のうちの一つとなるものです。

二人の人間が自分たちの存在の中心と中心で意志を通じあうとき、すなわちそれぞれが自分の存在の中心において自分自身を経験するとき、はじめて愛が生まれる。