![]() | 鴨長明 随筆家 | |||||
世を逃れ、身を捨ててからは、わたしは大体において、恨みもなく、恐れもなくなった。いのちは天運にまかせて、生命を惜しみもせず、死を恐れもしない。この身を浮雲のように思いなしているから、現世の幸運を頼みもせず、また悪運だからといっていとわない。一期の楽しみは、うたたねをする枕の上に極まり、生涯の望みは、折々に見た美しい景色に残っている。 | ||||||
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![]() | 大久保利通 政治家 | |||||
ようやく戦乱も収まって平和になった。よって維新の精神を貫徹することにするが、それには30年の時期が要る。それを仮に三分割すると、明治元年から10年までの第一期は戦乱が多く創業の時期であった。明治11年から20年までの第二期は内治を整え、民産を興す即ち建設の時期で、私はこの時まで内務の職に尽くしたい。明治21年から30年までの第三期は後進の賢者に譲り、発展を待つ時期だ。 | ||||||
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