![]() | 養老孟司 解剖学者 | |||||
古典は、内容が抽象的なものが多い。読むうえで大切なのは、内容に自分で解釈をつけていくことです。特に、書かれていることに違和感を覚えた時こそ、「どういうことだろうか」とよく考えてほしい。同意できる内容は、既に自分が分かっていることですよね。逆に違和感を覚えるものは、今の自分に分からないこと。そこを考えることに、意味があるのです。 | ||||||
|
![]() | ウォーレン・バフェット 投資家 | |||||
ある分野の第一人者、たとえば優秀なスポーツ選手や有名な芸能人が畑違いの事柄にまで首を突っ込んで、一般大衆に身の施し方をあれこれ指南しようとする風潮に、私は強い違和感を覚える。我々が投資で大きな利益を上げられるからといって、世の中のあらゆる事柄に関して良い助言ができるだろうか?こんな考え方は常軌を逸している。 | ||||||
|
![]() | 村上龍 小説家 | |||||
人生を賭けるような仕事というのは、探しても見つからないです。出会うものです。ただ、出会っても、それとも気づかずに素通りしてしまう人が多いようです。つまり、たとえ出会っても、「これだ!これしかない」というようなケースは非常に少ないんですね。「ん?これって何だ?」というちょっとした違和感に近いことが多い気がします。あれはいったい何だったんだろう、何でこんなに気になるんだろう、そんな感じです。 | ||||||
|
![]() | ウォルター・リップマン 作家 | |||||
ステレオタイプの体系は,秩序正しい,ともかく矛盾のない世界であり,我々の習慣,趣味,能力,慰め,希望はそれに適応してきた。それはこの世界を完全に描き切ってはいないかもしれないが,一つのありうる世界を描いておりわれわれはそれに順応している。そうした世界では,人も物も納得のいく場所を占め,期待通りのことをする。この世界にいれば心安じ、違和感がない。我々はその世界の一部なのだ。 | ||||||
|
![]() | 新渡戸稲造 教育者 | |||||
日本は江戸幕府による専制下にあるが、統治は緩やかである。将軍や大名は窮屈な儀礼に縛られ、実権は下級に移行していて、威厳は見せかけだけで何の権力ももたない。法は平等で、華飾は身分を問わず制限されている。町人にしても農民にしても、国の官吏に対する服従は義務付けられているが、生産・商業活動においては誰からも妨げられることなく、最大限の自由を享受している。身分的差異は画然としていても、それが階級的な差別として不満の源泉となることのないような、親和感に貫ぬかれた文明である。この国では特に下級の者に対する支配はとくに緩やかと言える。 | ||||||
|