![]() | 福沢諭吉 教育者 | |||||
教育家の配慮がどんなに行き届いても、生まれ付きの愚者を知者に変えることはできないのはもちろん、どんなに勉強を勧めても、天賦の能力にない学問や技能を身に付けさせることは、望んでも到底無理である。それぞれの人の遺伝がどういうものであるかを十分観察して、その人の到達可能なところの限界にまで到達させ、その後に大切なことは、これまでの成果を荒らして薪のような人物にしないように、よく注意することである。 | ||||||
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![]() | 渋沢栄一 実業家 | |||||
机に座って読書するだけを学問だと思うのは、まったく間違っている。要するに、普段の行いが大事なのだ。昔は少数でもよいから、偉い者を出すという天才教育であった。今は多数の者を平均して教え導いていくという常識的教育になっている。そもそも現代の青年は、学問を修める目的を間違っている。「学問をすれば誰でもみな偉い人物になれる」という一種の迷信のために、自分の境遇や生活の状態も顧みず、分不相応の学問をしてしまう。そうではなくて、ごく一般の青年であれば、小学校を卒業したら自分の経済力に応じて、それぞれの専門教育に飛び込み、実際に役立つ技術を習得すべきなのだ。また、高等教育を受ける者でも、中学時代に「将来は、どのような専門学科を修めるべきなのか」という確かな目的を決めておくことが必要になってくる。 | ||||||
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![]() | 遠藤周作 小説家 | |||||
これほど、自分の想像を裏切った相手を知らなかった。ヴァリニャーノ師が悪魔と呼び次々と宣教師たちを転ばせた男を彼は今日まで青白い陰険な顔をした男のように考えてきた。しかし眼の前には、ものわかり良さそうな温和な人物が腰かけていた。 | ||||||
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![]() | 勝海舟 政治家 | |||||
時勢は、人を造るものだ。今日いろいろの学問や、知恵のある人たちが、これから種々の困難に出会って、実際にその学問を試したり、その心胆を錬ったりなどすると、将来に起るべき、東洋の大禍乱をも、切り開くだけの人物になれるだろうヨ。 | ||||||
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![]() | 新渡戸稲造 教育者 | |||||
教育者が注意すべきは、活ける社会に立ち万国に共通し得べく厳正にして自国自己及び自己の思想に恥じず、実際の人生に接して進み、世界人類に貢献する底の人物を造ることに在るなり。 | ||||||
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![]() | 孔子 哲学者 | |||||
賢者と接したら良い部分を吸収し、父母のもとにあっては力を尽くして協力し、主君に仕えるときは最大限に努力する。友人には嘘をつかない。このような人物なら、本人が「自分は無学だ」と主張しても、わたしは学問を身につけた人物だと評価する。(賢賢易色、事父母、能竭其力、事君能致其身。与朋友交、言而有信、雖曰未学、吾必謂之学矣。) | ||||||
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![]() | ヨハン・ペーター・エッカーマン 作家 | |||||
生まれが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要はない。何世紀も不変の価値、不変の名声を保ってきた作品を持つ過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。こんなことをいわなくても、現にすぐれた天分に恵まれた人なら、心の中でその必要を感じるだろうし、逆に偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠なのだ。モリエールに学ぶのもいい。シェークスピアに学ぶのもいい。けれども、何よりもまず、古代ギリシャ人に、一にも二にもギリシャ人に学ぶべきだよ。 | ||||||
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![]() | 孫武 思想家 | |||||
出来るのに出来ないふりをする。用いているのに、用いていないふりをする。世の中では、出る杭は打たれるものなので、優れた人物ほど、その才能をひけらかさない。(能くして、これに能くせざるを示し、用いて、これに用いざるを示す) | ||||||
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![]() | 太宰治 小説家 | |||||
小さい時にどんな教育を受けたかという事でもう、その人の一生涯がきまってしまうのだからね。(初歩教育には)もっと偉い大人物を配すべきだと思うんだ。 | ||||||
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![]() | 孔子 哲学者 | |||||
君子たる者、落ち着きがなければ威厳が感じられない。学問を学べば見識に幅が出る。誠実で信用を得る。自分より劣った人物を友人に選んではならない。過ちに気がついたら即座に改めよ。(君子不重則不威。学則不固。主忠信、無友不如己者。過則勿憚改。) | ||||||
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