種田山頭火 | |
種田 山頭火は、戦前日本の俳人。よく山頭火と呼ばれる。自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人。1925年に熊本市の曹洞宗報恩寺で出家得度して耕畝と改名。本名・種田正一。 |
おちついて死ねそうな草萌ゆる。... | ||||||
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家庭は牢獄だ、とは思わないが、家庭は沙漠... | ||||||
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へうへうとして水を味ふ。... | ||||||
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ふるさとはあの山なみの雪のかがやく。... | ||||||
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うしろすがたのしぐれてゆくか。... | ||||||
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松はみな枝垂れて南無観是音。... | ||||||
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山へ空へ摩訶般若波羅密多心経。... | ||||||
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ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ。... | ||||||
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彼等は理解しようと努めずして、理解するこ... | ||||||
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鴉啼いてわたしも一人。... | ||||||
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