種田山頭火 | |
種田 山頭火は、戦前日本の俳人。よく山頭火と呼ばれる。自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人。1925年に熊本市の曹洞宗報恩寺で出家得度して耕畝と改名。本名・種田正一。 |
「あきらめ」ということほど言い易くして行... | ||||||
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大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負... | ||||||
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また見ることもない山が遠ざかる。... | ||||||
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こころすなほに御飯がふいた。... | ||||||
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笠にとんぼをとまらせてあるく。... | ||||||
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けふもいちにち風を歩いてきた。... | ||||||
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また一枚脱ぎ捨てる旅から旅。... | ||||||
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水音の絶えずして御仏とあり。... | ||||||
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一羽来て啼かない鳥である。... | ||||||
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生死の中の雪ふりしきる。... | ||||||
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