無秩序 実際:政治 名言 9ページ

世界のあらゆる統治は武力と暴力の所産であるとか、人間は優勝劣敗という野獣の掟だけに従って共同生活を営んでいるとかいった具合に考えると、そのような考え方が温床となって、絶えることのない無秩序・暴力・騒乱・暴動・叛乱が助長させる。

われわれには二つの道しかない。社会として機能する産業社会を構築するか、自由が無秩序や圧制のうちに消失するのを座視するかのどちらかである。

政治的、宗教的、経済的に、いかに入念に制度を築こうと、私たちの内なる意識が全面的に秩序だっていないかぎり、その無秩序は、常に外部を圧倒してしまうことでしょう。

無秩序を忍ぶよりは、むしろ不正を犯したい。

安定はかえって秩序を危うくする。関係や信念や行為のどこにも安定などはない。そしてそのありもしないものを追い求めるがゆえに、われわれはかえって周囲に無秩序をもたらしてしまう。

安定志向こそは実際には無秩序の原因なのである。

安定志向こそは実際には無秩序の原因なのである。自分のなかで増大しつつある無秩序や混乱を目のあたりにして、あなたはそれをすっかり終わらせようと考えるようになる。