枕草子 |
『枕草子』とは、平安時代中期に中宮定子に仕えた女房、清少納言により執筆されたと伝わる随筆。ただし本来は、助詞の「の」を入れずに「まくらそうし」と呼ばれたという。執筆時期は正確には判明していないが、長保3年にはほぼ完成したとされている。 |
冬はとても寒いのがよく、夏は途方もなく暑... | ||||||
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人の悪口を言うの怒る人は、わけがわからな... | ||||||
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めったにないもの。舅にほめられる婿。また... | ||||||
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男と女とはいうまい、女同士でも、関係が深... | ||||||
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遠いくせに近いもの。極楽。船の旅。男女の... | ||||||
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常よりことに聞ゆるもの 正月の車の音。ま... | ||||||
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人にあなづらるるもの 築地のくづれ。あま... | ||||||
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女は己れをよろこぶ者のためにかほづくりす... | ||||||
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世の中に、なほいと心憂きものは、人ににく... | ||||||
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親にでも主人にでも、だれかちょっとした話... | ||||||
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