樋口一葉 | |
樋口 一葉は、日本の小説家。東京生まれ。戸籍名は「奈津」だが本人は「夏子」と名乗ることが多かった。 中島歌子に歌、古典を学び、半井桃水に小説を学ぶ。生活に苦しみながら、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」といった秀作を発表、文壇から絶賛される。わずか1年半でこ...▽ |
大空もひとつにみえてわたつ海の みずの限... | ||||||
|
難波江のうきみをつくしくしくしと者おもふ... | ||||||
|
身はもと江湖の一扁舟、みずから一葉となの... | ||||||
|
力もない女が何を思い立ったところでどうに... | ||||||
|
月というつきの光もみえぬかな やみをやみ... | ||||||
|
をちこちに梅の花さく様見ればいづこも同じ... | ||||||
|
おもふどち雪まろげせしいにしへを火をけの... | ||||||
|
我家貧困日ましにせまりて、今日は何方より... | ||||||
|
わかれんと 思ふばかりも 恋しきを いか... | ||||||
|
是非のめじるしあらざらむ世に、猶(なほ)... | ||||||
|