山本常朝 | |
山本 常朝は、江戸時代の武士、佐賀藩士。『葉隠』の口述者。「じょうちょう」とは42歳での出家以後の訓で、それ以前は「つねとも」と訓じた。通称神右衛門、俳号は古丸。 |
礼にて腰は折れず、敬語で筆は磨り減らぬ。... | ||||||
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さては世が末になり、男の気おとろへ、女同... | ||||||
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分別も久しくすれば寝まる。... | ||||||
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凛とした気持ちでいれば、七呼吸の間に判断... | ||||||
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毎朝、毎夕、改めては死ぬ死ぬと、常往死身... | ||||||
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盛衰を以て、人の善悪は沙汰されぬ事なり。... | ||||||
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若し図にあたらぬとき、犬死などと云ふは、... | ||||||
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慈悲より出づる智勇は本ものなり、慈悲の為... | ||||||
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人に意見をして疵(きず)を直すと云ふは大... | ||||||
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凡そ二つ一つの場合に、早く死ぬかたに片付... | ||||||
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