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いつも不自由していると考えれば、不足などないのだ。 | ||||||
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早まって相手の肚(はら)など考えてみぬものだ。相手の肚など推測してゆくと、いつかそれに捲きこまれて、わが身の都合を忘れてゆく。 | ||||||
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身分が低くお金もあまりない武士が具足(甲冑一式)をあつらえるときは、胴や籠手のほかは粗末なものでいい。だが、兜には念を入れ、良い物を付ける心得が必要だ。なぜなら討死にを遂げたとき、兜は首と一緒に敵の手に渡るからだ。 | ||||||
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はじめから主君に楯突こうと思っている者はいない。思い上がりと、恨みと、それから生じる欲心が謀反を起こさせるのだ。恨みのある心には悪事が寄り集まり、やがて主君の恩に背き不義を働き、父祖が積み上げた業績も棒に振って領地まで失ってしまう。これは足利将軍家の人々にもよくあったことだ。覚えておけ。 | ||||||
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多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。また、人間は豊かになりすぎると、結束が弱まり、我説を押し通す者が増えてくる。 | ||||||
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人質は長くとっておくと、親子であっても親しみが薄れて効果がなくなる。恩愛に溺れて人質を捨てかねるものである。 | ||||||
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人の上に立つ者、下の忠告を聞かない者は、国を失い、家を滅ぼす。 | ||||||
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一軍の将たるものは、前線に出ずに、後ろにいてばかりでは勝てるものではない。 | ||||||
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大事を成し遂げようとするには本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ! | ||||||
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わが命旦夕に迫るといへども、将軍斯くおはしませば天下のこと心安し。 | ||||||
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