![]() | ナサニエル・ホーソーン 小説家 | |||||
愛と憎しみ、この二つは奥底では一つなのではないか。これはおもしろい考察になるだろう。どちらも突き詰めていけば、高度に相手を知って心の中までわかるほどに関わり合う。どちらの当事者も、情緒および精神生活の糧として、相互に依存するようになる。情熱を込めて愛する人も、その熱さに負けないくらい憎む人も、対象とする者がいなくなれば、さびしさ、虚しさに見舞われる。 | ||||||
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![]() | 樋口一葉 小説家 | |||||
厭(いと)ふ恋こそ恋の奥成けれ。 | ||||||
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![]() | ギ・ド・モーパッサン 作家 | |||||
二人の人間が、本当に魂の底まで、思いの奥底までひとつになることはできないのだ。 | ||||||
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![]() | ヴァージニア・ウルフ 小説家 | |||||
男の女に対する愛情ほど真剣なものがこの世にまたとあるだろうか? その心奥に死の種子を宿していればこそ、これ以上有無を言わさず厳粛なものは、まずありえまい。 | ||||||
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![]() | ミラン・クンデラ | |||||
けっして彼女を傷つけてはならない、そして、彼女の中の女を大切にしなければならないということばが生きた命令法として彼の中の奥底に残った。 | ||||||
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![]() | ラ・ロシュフコー 作家 | |||||
純粋で、ほかの情念が一切混じらない愛があるとすれば、それは心の奥底に隠されていて、われわれ自身も知らない愛である。 | ||||||
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![]() | アルキメデス 数学者 | |||||
数学は純粋な数学に対する愛をもって接する人にだけ、その奥義を明らかにする。 | ||||||
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![]() | アルベール・カミュ 小説家 | |||||
精神がもっとも進んだ運動をおこなっているときの、その精神自体の奥深い欲望が自分の宇宙をまえにしたときにいだく無意識の感情と結局のところ同じものとなるのだ。つまり、親密性への要請であり、明晰さへの本能的欲求である。 | ||||||
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![]() | スコット・フィッツジェラルド 小説家 | |||||
「君の奥さんは君を愛しちゃいない」「君を愛したことなど一度もない。彼女が愛しているのはこの私だ」 | ||||||
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![]() | スナフキン(ムーミン) キャラクター | |||||
その奥さん、親戚は多いし知り合いも沢山いたんだ。でもね、言うまでもなく、知り合いが沢山居たって友達が一人も居ないって事は有り得るんだよ。 | ||||||
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