![]() | ミシェル・フーコー 哲学者 | |||||
十九世紀の終わりに、言語の作品は、それ自身のうちに、自らの解読の原理を書き込んだ言葉となった。作品は自らのそれぞれの文、それぞれの語の下に、それでもやはり作品が帰属している言語の、価値と意味作用とを、至高者のように変えてしまう力を前提するようになったのだ。 | ||||||
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![]() | ミシェル・フーコー 哲学者 | |||||
私は、規範が重要でないとも一定不変のままだとも想定してはいない。だが、結局のところ規範は、極めて単純かつ少数のいくつかの原理をめぐって動いているということは指摘できるだろう。 | ||||||
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![]() | ミシェル・フーコー 哲学者 | |||||
批判的記述と系譜学的記述は、互いに交替し合い、支え合い、補い合わねばなりません。分析の批判的な部分は、言説を包むシステムを対象とし、言説の秩序立て、排除、稀少性の原理を標定し、明確に示そうとします。そこで行われるのは、入念な「無遠慮さ=解き広げ」の実践です。 | ||||||
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![]() | 井上ひさし 小説家 | |||||
世界には自分が正しいということを信じて、その考え方を他国に強制しようという原理主義的な態度をもった人たちがいますが、人というのは矛盾の塊だし、人であれ国であれ、良いところもあれば悪いところもあるのだから、お互いの良いところを認め合うようにしないといけませんね。 | ||||||
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![]() | ジョセフ・マーフィー 作家 | |||||
アインシュタインは数学の原理を愛しました。そこで数学は彼に秘密の扉を開いたのです。これは愛のなせるわざです。 | ||||||
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![]() | ブレーズ・パスカル 哲学者 | |||||
二種類の精神が存在する。一つは、原理から結果へ、鋭く深く徹するもので、正確の精神である。もう一つは、多数の原理を、混合することなく理解するもので、これは幾何学の精神である。 | ||||||
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![]() | ジョン・ケージ 音楽家 | |||||
瞬時、私達が流れ動いてゆく出来事を論理的に矮小化しそうになるのを防ぎ、世界の姿である過程(プロセス)へと私達を近づけることが、芸術の役目なんです。 | ||||||
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![]() | 内橋克人 評論家 | |||||
今の社会を覆いつつある市場原理至上主義的な流れに対し、人々の連帯と参加と共生によって自給圏を形成していく。そのような共通の理解や使命感を持って、人々が立ち上がっていく時代に入った。 | ||||||
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![]() | エドマンド・バーク 哲学者 | |||||
相続という観念は、確実な保守の原理、確実な伝達の原理を涵養し、しかも改善の原理をまったく排除しない。 | ||||||
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![]() | 司馬遼太郎 小説家 | |||||
軍隊心理からいって、戦闘中の軍隊で部下の信望を得るという原理は、ごく単純であった。もっともよく戦う指揮官であればいいというだけである。よくとは、勇敢でしかも的確な判断力をもち、戦闘を遂行する以外に余分の感情をもたないという条件が不可欠であった。 | ||||||
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