![]() | ピーター・ドラッカー 経営学者 | |||||
仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果を上げるための能力を向上させることである。際立って優れた能力を持つ人を雇うことはできる。あるいは際立って優れた知識を持つ人を雇うこともできる。だが、いかに努力したとしても、能力と知識の向上に関しては、大幅な期待をすることはできない。もはや、これ以上は不可能か、あるいは少なくとも効果のあまりないような限界に達している。新種のスーパーマンを育てることはできない。現在の人間をもって、組織をマネジメントしなければならない。 | ||||||
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![]() | ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー 小説家 | |||||
とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしてるとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない。誰もって大人はだよ。僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ。つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっからか、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。 | ||||||
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![]() | 松下幸之助 実業家 | |||||
ある時、宗教家に会ってお話を聞いたんです。そうしたら、もっと大きな立場に立たなければ駄目だと言われた。小さな悩みでなく、もっと大きな悩みを救うのだ、大きな使命が仕事の上にあるんだと。私はそれまでは遠慮しながら仕事をやってきたんだが、今度は使命感に立って競争するんだと理解したわけです。その使命とは、広い社会の繁栄ということですね。それからは、小さな悩みがなくなって仕事も堂々とできるようになったんです。 | ||||||
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![]() | 村上龍 小説家 | |||||
人生を賭けるような仕事というのは、探しても見つからないです。出会うものです。ただ、出会っても、それとも気づかずに素通りしてしまう人が多いようです。つまり、たとえ出会っても、「これだ!これしかない」というようなケースは非常に少ないんですね。「ん?これって何だ?」というちょっとした違和感に近いことが多い気がします。あれはいったい何だったんだろう、何でこんなに気になるんだろう、そんな感じです。 | ||||||
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![]() | 松下幸之助 実業家 | |||||
職場は人生の道場である。給料をもらうだけのところではない。地位が上がって偉くなるだけのところでもない。最も大事なのは、一人の人間として、職場の中で、自分の個性、持ち味を十分に発揮し、人間的に成長できるようにしていくことだ。自分自身のかけがえのない人生を、会社で仕事をすることを通じて、自分の力で充実したものにしていくことだ。 | ||||||
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![]() | 村上龍 小説家 | |||||
僕にとって小説を書くことはすごく面倒くさいことで、できればやらずに済ませたい仕事です。なぜかというと100パーセント集中しなければならないし、始終そのことについて考えていなければならないからです。自分に向いていることは間違いありませんが、小説を書くのが好きなのかと聞かれると、好きというふうにいわれてもなあ、という部分はあります。 | ||||||
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![]() | 村上龍 小説家 | |||||
自分に向いた仕事は、探して「見つける」ものでなく「出会う」もの。本を読んだり、友達と遊んだり、テレビを見たりする中で、「これ何だろう」と心に引っ掛かり、興味を持ち、調べて出会うもの。子供たちは出会うための時間をたくさん持っている。別に夢を持たなくてもいいから、いつか必ず出会うと思い、好きなことや興味のあることを一日一日やればいい。 | ||||||
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![]() | クレイトン・クリステンセン 経営学者 | |||||
わたしの経験から言って、達成動機の高い人たちは、仕事でこうなりたいと思う自分になることに没頭して、家庭でなりたい自分になることをおろそかにしがちだ。立派な子どもを育て、伴侶との愛を深めることに時間と労力をかけても、成功したという確証が得られるのは、何年も先のことだ。その結果、キャリアに投資するあまり、家族には十分な投資をしなくなる。 | ||||||
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![]() | 藤沢武夫 実業家 | |||||
初代の経営者の役割のひとつは、後継者に経営の元本をしっかりと受け渡すことです。二代目、三代目の経営者は、もちろん優秀な人材であることは間違いない。しかし、彼らが仕事をしやすいように、経営の縦糸を壊さずに伝えるということは、創業者の務めなんです。次代の人が経営しやすいように配慮しなければならないのです。 | ||||||
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![]() | ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 小説家 | |||||
辛抱が第一だ、辛抱してさえいれば万事が好転するだろう、ねえ、君のいうとおりさ。毎日世間の人の中にまじって追いまわされて、連中のしていることや仕事ぶりをながめていると、次第にぼくは自分自身と折り合いがつくようになってくる。たしかにわれわれは万事をわれわれ自身に比較し、われわれを万事に比較するようにできているから、幸不幸はわれわれが自分と比較する対象いかんによって定まるわけだ。だから孤独が一番危険なのだ。 | ||||||
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