![]() | マルセル・プルースト 作家 | |||||
人は小説を読むときに、自分の愛している女の顔立ちを女主人公(ヒロイン)に与えずにはいられないものなのだ。 | ||||||
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![]() | 山崎豊子 小説家 | |||||
いちばん小説づくりで苦しむのは主人公ですね。主人公の性格即小説だといってもいい。 | ||||||
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![]() | フランソワーズ・サガン 小説家 | |||||
小説の主人公は、物語が始まる時点で皆何かを失った状態にいます。それが必要不可欠なのです。登場人物が幸せだったら、小説家のほうは不幸になってしまいますよね。だって、幸せな人については話すことがありませんもの。 | ||||||
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![]() | 山崎豊子 小説家 | |||||
私は主人公の名前に凝る癖があります。名前だけで、読者に主人公のイメージを鮮明に定着させたいと思うからです。 | ||||||
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![]() | 太宰治 小説家 | |||||
(フィクションにおける「私」だけでなく)私小説を書く場合でさえ、作者は、たいてい自身を「いい子」にして書いて在(あ)る。「いい子」でない自叙伝的小説の主人公があったろうか。 | ||||||
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![]() | 筒井康隆 小説家 | |||||
もうちょっとぼけてきたら面白くなるよ~。主人公がぼけてんのか作者がぼけてんのかよくわからんと、読者がハラハラして(笑)。作者もよくわかってなくて。これから何が出てくるか楽しみにしてるんです。また、楽しくなってきてるところはありますねえ。 | ||||||
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![]() | ギルバート・ケイス・チェスタートン 作家 | |||||
良い小説は主人公についての真実を語るが、悪い小説は作者についての真実を語る。 | ||||||
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