ヘロドトスは、古代ギリシアの歴史家で、今日まとまった形で伝承された最初の歴史書『歴史』により「歴史の父」とも呼ばれる。 ドーリア系ギリシア人であり、小アジアのハリカルナッソスに生まれた。 ヘロドトスはペルシア戦争後、諸国を遍歴して『歴史』を著した。『歴史』の記ヘロドトスは、古代ギリシアの歴史家で、今日まとまった形で伝承された最初の歴史書『歴史』により「歴史の父」とも呼ばれる。 ドーリア系ギリシア人であり、小アジアのハリカルナッソスに生まれた。 ヘロドトスはペルシア戦争後、諸国を遍歴して『歴史』を著した。『歴史』の記述はギリシアはもちろんペルシア、リュディア、エジプトといった古代オリエント世界の歴史、地理まで及ぶ。ヘロドトスが自分で実際に見聞きしたことが集められており、一見渾然としてはいるが、それらがギリシアによるペルシア戦争勝利へのストーリー内で巧みに配置されており、読み物としておもしろいうえにわかりやすく書いてある。しかし、伝聞のためか疑わしい話も少なからず盛り込まれているため、「歴史」の信憑性が疑われることもあり、研究としての歴史はトゥキュディデスから始まったとみなす説もある。 ...▽ |