パンセ |
『パンセ』は、晩年のブレーズ・パスカルがある書物を構想しつつ書きつづった断片的なノートを、彼の死後に編纂して刊行した遺著である。「パンセ」は「思想」「思考」の意。 |
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どんな対話や議論の場合でも、それで憤慨する人たちに向かって「なにが気に入らないのですか?」と言えるようでなければならない。 | ||||||
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人々が、その言っていることに利害関係を持っていないからといって、その人たちが嘘をついていないと、絶対的に結論するわけにはいかない。なぜなら、ただ嘘をつくために嘘をつく人もあるからである。 | ||||||
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あまりに自由なのはよくない。必要なものが皆そろっているのは。 | ||||||
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考えることが人間の偉大さを築く。 | ||||||
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この世の主人は力であって、世論ではない。 | ||||||
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人間の最大の卑しさは、名誉の追求にある。だが、それがまさに人間の優秀さの最大のしるしである。 | ||||||
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二種類の精神が存在する。一つは、原理から結果へ、鋭く深く徹するもので、正確の精神である。もう一つは、多数の原理を、混合することなく理解するもので、これは幾何学の精神である。 | ||||||
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イエス・キリストが地上で休息される場所は、墓所の他はなかった。 | ||||||
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二種の人間があるだけだ。一つは、自分を罪人だと思っている善人、他方は、自分を善人だと思っている罪人。 | ||||||
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なぜ人は多数に従うのか。彼らがいっそう多くの道理を持っているからなのか。いや、いっそう多くの力を持っているからなのだ。 | ||||||
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